norimitsu blog
ダンサー、ダンスインストラクター、振付師としても活動しているNORIMITSU@三十路の日常と雑記。 日記っつーか、エッセイっつーか、ネタ帳っつーか、思いついたままにダラダラと続けているブログです。
【RPG】ドラゴンクエストの謎。其の五
※引っ越す前のブログで書いた『ドラゴンクエストの謎。6』を大幅に加筆修正して掲載しています。


ドラクエ世界のプレイヤー・キャラクターに「僧侶」がいるが、彼らがどんな神を信仰しているかは、全く語られる事が無い。

ドラクエ世界は多神教である。
名前が分かっているだけでも、命名神マリナン、破壊神シドーがいる(ダーマの神殿で奉じている神の名前については触れられていない。「ロト三部作」以外に「天空シリーズ」にも登場するので、ダーマというのが地名ではなく、神の名前であるとも考えられるが、名前の由来がゲーム中に登場しないのでここでの言及は避ける)。
また、光の精霊ルビスは神の代行者として勇者たちを導くので、信仰の対象でもおかしくはない。

ドラクエにおける僧侶の立場としては他のRPGよろしく「神の代行者」という事が考えられる。
傷つき倒れた者を癒し、悪には天誅を加える奇蹟の代行者である。

僧侶が使う専用の呪文から、その神格がどのような性格をしているのか、検証してみよう。

まず、「ホイミ」、「ベホイミ」、「ベホマ」、「ベホマラー」、「ベホマズン」といった回復呪文。解毒の呪文「キアリー」や、麻痺から回復させる「キアリク」、眠ってしまった者を起こす「ザメハ」、死者を死の淵から蘇らせる「ザオラル」や「ザオリク」といった呪文も含めて、癒やしの力を与えてくれる。
大抵のRPGの僧侶は回復役とも呼ばれるほど、これらの呪文は僧侶にとって必須科目(?)である。
ほとんどの神が僧侶に与える力なので、これだけで神格はわからない。
仲間の素早さを上昇させる「ピオリム」や、目眩ましの魔法の霧を発生させる「マヌーサ」、火炎や冷気のダメージを和らげる「フバーハ」などの防御系呪文や、弱いモンスターやアンデッドなどを聖なる光で消し去る「ニフラム」、目標の防御力を下げる「ルカニ」、「ルカナン」や目標を眠らせる「ラリホー」、目標の呪文を封じてしまう「マホトーン」などの攻撃補助呪文も、まぁ僧侶っぽい呪文である。

しかし、ドラクエ世界の僧侶の呪文の特徴的なものとしてグループ攻撃呪文「バギ」、「バギマ」、「バギクロス」が挙げられる。
かまいたちを起こし、目標を切り刻む呪文だが、これなどは風神的な神格を持っているようなイメージを抱かせる(蛇足だが、最近の研究では、真空ではかまいたち現象は起きないそうである)。
そういえば、目標をどこか遠くへ飛ばしてしまう「バシルーラ」も僧侶の呪文だ。

また、目標の息の根を止める「ザキ」、「ザラキ」といった呪文も使えるようになる。
この辺りになってくると、酷薄な一面が顔を覗かせる。
神の意志に背く者や、信仰の敵に対しては天誅を与えよ、そんな教義の存在を匂わせる。

そして、極めつけが「メガンテ」である。
この呪文は僧侶の最高位の攻撃呪文で、術者の命と引き換えに目前の全ての敵を道連れにする、という恐ろしい効果を持っている。この呪文の存在から想像するに、ドラクエ世界の神は自己犠牲を払っても悪に一矢報いよ、という過激な性質を持っている事がわかる。
術者の命と引き換えに死人を蘇らせる「メガザル」ならまだしも、「メガンテ」は恐ろしい意味を持った呪文だと思うのである。

さて、現実の宗教と照らし合わせて考えると色々と不都合があるので止めておくが、他のRPGにおいて僧侶は「刃のついた武器を装備出来ない」というのが、ほぼ常識となっている。
聖職者は血を流す不浄な武器は使ってはならないという事から、メイス(鎚矛)やフレイル(戦闘用唐竿)、モーニングスター(スパイクのついた鉄球を柄と鎖で繋いだ武器)、モール(やはりスパイクのついた鉄球が先についた戦鎚)、ウォーハンマー(先端がピックのように鋭く尖った戦鎚)といった武器で戦う事が多い。
これらの武器は金属製鎧を着た相手にも有効な打撃を与えるとして、騎士や戦士の武器として採用されてもいる。
まぁ、実際の破壊力はさておき、たとえ建前上でも「血を流す刃物は厳禁」とされている。
もっとも、ゲームによっては『ソード・ワールドRPG』のように、僧侶がどんな武器でも装備出来るものはある。

尚、ドラクエ世界の僧侶は「銅の剣」、「聖なるナイフ」、「ゾンビキラー」など刃物も装備可能である。
つまり、宗教上の理由で血を流す事が禁じられている訳では無い、という事である。
むしろ、戦闘行為を奨励していると言ってもいい。

もしかしたら各教会の神、そして冒険者の僧侶が信仰している神は、実は全て別の神々かも知れない(多神教なんだし)。

特に冒険者は常に死と隣り合わせである。魔物相手に隙を見せたら自分の命が危うい。
だからやや過激な側面があろうとも、強大な奇蹟を示せる神の使徒が勇者の手助けをしようとするのは自然である。

ドラクエシリーズに登場する冒険者たちは、戦いを司る神を奉じているのかも知れない。


【RPG】ドラゴンクエストの謎。其の壱
【RPG】ドラゴンクエストの謎。其の弐
【RPG】ドラゴンクエストの謎。其の参
【RPG】ドラゴンクエストの謎。其の四

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NORIMITSU@三十路

Author:NORIMITSU@三十路
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東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマり、自他共に認めるガンダムオタクである。好きなモビルスーツは、ザクとアッガイ。
また、TRPGゲーマーでもある。好きなシステムは新和版D&D、ロードス島戦記コンパニオン、ソード・ワールドRPG。
しかし、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

三十路に突入し、人生の機微に触れる。
現在、マイペースにダンス普及について試行錯誤している。




【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術教会『秋の祭典』出演
H.S.ART第二回公演『BLUE』主演
東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演
テレビ東京系『RAVE2001』出演
鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演
フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演
お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演
テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演
劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当
SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー
フジテレビドラマ『トップキャスター』出演
映画『バックダンサーズ!』出演
氣志團『The アイシテル』PV出演
TGC 2007 A/W DJ OZMAライヴバックダンサー出演
東京モーターショー2007 日産ブース映像出演
他多数

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