【好き】機動戦士ガンダム

ふと、自分のブログを読み返して気づいたんだが、何故これについて触れていないんだろう?と不思議になったので書いてみる。

『機動戦士ガンダム』といえば、もはや押しも押されぬ一大アニメで、プラモやら食玩やらガチャガチャやら関連グッズが売れていて、「ガンダム産業」という言葉すら生まれた作品だ。
オイラが3~4歳の頃にテレビで放送され、5~6歳の頃に劇場版が上映されていた。
しかし、その頃のオイラはウルトラマンやゴジラに夢中で、アニメは『サザエさん』か『ドラえもん』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『闘将ダイモス』、『勇者ライディーン』、『花の子ルンルン』辺りしか観てなかった(当時はテレビまんがとかいって、やたら夕方くらいに放送されまくってたなぁ。現行作品と再放送が入り混じって何作品も放送されてるから、かなりの数を観てきたと思う)。

さて、オイラとガンダムの出逢いは小学1年の再放送で夕方やってたガンダムからだった。
夕方になると一目散にテレビに噛り付き、たまに母に買い物につき合わされると
「ガンダム始まっちゃうよ~!」
と泣いていたのを覚えている。
当時はガンプラブーム真っ盛り。新製品に限らず、売り切れ続出であった。
チョコレートのタイアップでガンプラが当たる、ってのもあったなぁ。
冬になるとテレビで劇場版三部作を毎年の如く放送していたので、プラモを作りながらよく観たものである。


主人公のアムロ・レイは15歳の機械好きな男の子で、拗ねたりむくれたり大変である。
今でこそ、内向的な主人公は珍しくないが、その内向的な主人公の雛形はこのアムロである、と言っても過言ではない。
上官に楯突いたり、陰口に傷ついたり、大人の女性に片想いしたり、とアムロは少年らしく描かれている。
子供の頃は嫌いだったのだが、大人になってから観ると「ああ、子供ってこういうもんだよね」と妙に納得する。
ガンダムの面白いところは、子供の頃はメカがカッコイイ!的な観方をしていたのに、徐々に人物描写や物語の政治的背景に目が行くところにあると思う。

これは散々色んなところで色んな人が言っているのだが、ガンダムの良さは「人間対人間の戦争」を描いたところにあったと思う。
それまでのロボットアニメは「○×帝国」とか「凸凹軍団」みたいな得体の知れない敵との戦いだったのだが、ガンダムは増え過ぎた人口を宇宙に移民させた地球連邦と、搾取され続けた宇宙移民者との間に生じた軋轢から、地球から最も離れた宇宙都市サイド3がジオン公国を名乗り独立戦争を仕掛ける、という話である。
これが物凄いリアリティに溢れている。戦いの発端が単なる侵略だの世界征服だの、という漠然としたものではなく、そもそものキッカケが「搾取されるのは嫌だ」というのにある。これは大小問わず古今東西ある内乱の理由の一つだ。
また、主人公側の地球連邦は決して正義ではなく、地球で我が物顔でのさばってる嫌な高官とか、アムロの実家を乗っ取って飲んだ暮れてる兵士などの描写が、子供心にショックだった。
組織といえど十人十色。様々な思惑によってドラマが進行して行く群像劇なのである。
地球連邦軍対ジオン軍という対立の他にも、ジオン・ダイクンの革命を利用して独裁政権を築いたザビ家と、その打倒に燃えるジオンの息子キャスバル(シャア)と、その兄の復讐を止めようと思う妹アルテイシア(セイラ)というドラマもある。
ガンダムはアムロの成長物語であり、キャスバルの復讐劇でもあるのだ。

敵であるはずのジオン軍の兵士にランバ・ラルという超渋いオッチャンがいて、アムロはこの人に触発されて戦士として目覚めていく事になる。

このランバ・ラルの渋さの一つに、クラウレ・ハモンという内縁の妻らしき女性の存在がある。
ヒゲ面で中年体型のラルに対して、ほっそりとした大人の女性っぽいハモンさんという、美女と野獣的な組み合わせのカップルなのだが、この二人のやり取りが正に夫婦そのもので、ハモンさんはラルを「あなた」と呼んでいたりする(なのに苗字が違うの?と子供心に混乱したものだ。当時、「内縁の妻」なんて知らない子供だったし、夫婦別姓というのは非常に稀だった事を明記しておく)。
また、幼いキャスバルやアルテイシアを地球に亡命させた人物で、それが理由でジオン軍では左遷されている。忠義の漢なのである。
こうした従来のロボットアニメには出てこない種類の大人たちの存在が、この作品に深みを与えていたのだ。

また、複雑な恋愛模様が展開されるのも面白かった。

主人公だけでも、結構あるw
アムロに想いを寄せる幼馴染のフラウ。
変にアムロが異性として意識する事があるセイラさん。
アムロがちょっと憧れちゃうハモンさん。
アムロが一目惚れするマチルダさん。
入浴中、「洗面器の蛇口を修理して」と頼むミライさんを意識するアムロ。
サイド6で出逢って好きになっちゃったアムロとララァ。そして嫉妬を燃やすシャア。
アムロは何気に恋多き男だ(だからってモテてる感じもしない)w

逆に「ホワイトベースのおふくろさん」ミライは超モテモテで、ブライト艦長に惚れられて、スレッガー中尉に惚れられて、昔のフィアンセであるカムラン検察官にもまだ好かれている。
ぶっちゃけセイラさんの方が遥かに美人なのに、やたらモテる。
外人から見た日本人女性は可愛いと聞くが、やっぱその辺が影響してるんだろうか?
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>夫婦別姓を待つ身様

コメントありがとうございます!

ダンスはされる方ですか?観る方でしょうか?
いきなり質問ばかりでごめんなさい。

ランバ・ラルはホント僕らガンダムが好きな少年時代を過ごした人間にとって、親父的存在というか、とにかく「衝撃」をくれました。
その中にハモンさんとの関係があり、大人を感じたものです。
また、ハモンさんもラルの事を愛していて、敵役にも関わらず、
「この二人には生きていて欲しかった」
という気持ちで観ていた人は多かった事と思います。

また、クランプという、いい部下がいるんですが、部下の人柄もラルの人間としての器の大きさを垣間見せてくれたと思います。

トラックバック、こちらこそヨロシクお願いします。

ハモンさん

はじめまして。私もダンスは好きですよ。
夫がガンダム世代で、ハモンさんとランバ・ラルさんのこともよく記憶しているそうです。アムロが最初に出会った敵のプロ軍人で、内縁の妻がいて、政治的な理由で作戦に参加したとかとか。TBさせて下さいませ。
プロフィール

NORIMITSU

Author:NORIMITSU
※当ブログからのテキスト、画像などの無断転載、無断使用を禁じます。


東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマるが、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
俳優養成所のダンスの先生の公演出演を通じ、立教大学のダンスサークル「St.Paul's Musical Company(現・D-mc)」に所属。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

現在、落語家「三遊亭楽天」として全国各地で落語の口演を行っている。
2012年8月、六代目三遊亭円楽に入門、「楽天」と命名される。
2015年10月、「楽天」のまま二ツ目昇進。



【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術協会『秋の祭典』出演

H.S.ART第二回公演『BLUE』主演

東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演

テレビ東京系『RAVE2001』5thステージに「YUJI+BANRI+NORI」として出演

鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演

フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演

お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演

テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演

劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当

自主制作DVD『ストリートダンス ヨクワカルDVDマガジン REAL STREET』企画・振付・出演・ストリートダンス普及委員会委員長・特典小冊子「ストリートダンスがよくわかる本」執筆

SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー

フジテレビドラマ『トップキャスター』出演

映画『バックダンサーズ!』出演

氣志團『The アイシテル』PV出演

東京ガールズコレクション 2007 AUTUMN/WINTER DJ OZMAライヴバックダンサー出演

他多数



【お問合せ】
nori.school@gmail.com
※文章についてのお問い合わせなど、こちらからお送り下さい。

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