骨折の話。
1回目は小学6年の時。明日から夏休み、という日に塾の廊下で裸足ではしゃいでいたら、グキっと足の親指をやってしまった。
その夏は小学生最後の夏休みだというのにどこにも遊びに行けず、フラストレーションばかり溜まった夏になった。
2回目は中学7年(留年してたのでは無く、学年が加算式だった為)の時、職員室の外廊下から下の植え込みに飛び降りた際に、やはり足の指をやった。
一週間ほど学校を休み、松葉杖をついて通学した。
どちらも剥離骨折という、関節の先っちょが米粒以下の大きさに欠けた程度のものだったが、これが痛いのなんの。
歩けないくらい痛いのだ。
指をやったのだから、カカトをつけて歩けば平気だろうと試みたが、僅かな振動でも激痛となるので、一歩歩くだけでも痛くてしょうがない。
あれ以来、オイラの身体は骨折とは縁が無いが、ダンスも怪我と隣り合わせである。
20歳の頃、所属していた大学のダンスサークルの有志で自主公演をやった事がある。
その時、オイラがそのサークルに関わるキッカケになった先輩がJAZZの振り付けをしてくれた。
その中にリフトといって、男性が女性を持ち上げるバレエの技が入っていて、オイラはペアになった女の子と練習をしていた。
急にその子が
「痛てっ」
と言ったので休む事にした。
しばらくして、
「もう平気だよ」
というので、心配だったが数回練習した。
翌日、彼女から連絡がきた。
「何かねー、肋骨折っちゃったみたい。あははー」
あっけらかんと言っていたが、肋骨が折れた、って!?
足の指の関節の端っこが米粒以下の大きさに欠けただけでも死ぬほど痛いのに、肋骨て!
どうやらリフトの練習中にやってしまったらしく、オイラも責任を感じた。
本番間近だったので、みんなで出ない事を勧めたのだが、彼女は結局痛み止めを打って出演し、全パート踊り切った(ちなみに出番じゃない間も楽屋や袖ではしゃいで踊っていた)。
改めて我々は彼女の根性にビビったのだった。
怪我はした本人も、させてしまった側も嫌なものである。
気をつけて過ごしたいものだ。

