【音楽】好きなリズム、嫌いなリズム
逆に白人音楽があまり好きでは無い。
例外的に好きなものもあるが、大半は身体が受け付けない。それは乗れないからである。
乗れる音というのは、リズムの間に遊びがある音で、乗れない音は直線的に刻むリズムである。
例えば昔のレゲエのリズムは「んっちゃん、んっちゃん、んっちゃん、んっちゃん」という溜めのあるリズムだ。「んっ」で身体を沈め、「ちゃん」で持ち上げると気持ちよく乗れる。
ヒップホップのリズムはトラックにもよるが、「どんつったっつ、どんつったっつ、どんつったっつ、どんつったっつ」とやはり溜めがあるリズムが多かった(レゲエもヒップホップも最近の新譜には溜めが無いものも多いが)。
ハウスのリズムは俗に「4つ打ち」と呼ばれるリズムで、「どっつー、どっつー、どっつー、どっつー」と刻まれている。その後ろに骨太のベースがうねっていたりする。打ち込み色の強い曲と生音っぽさを売りにした曲とで印象が変わる。
リズムトラックはダンスミュージックのキモなのだが、どうも最近の曲は打ち込み色が強く、聴いてて面白くない。
最近のショータイムに使用される曲は、新譜が圧倒的に多い(ロッキンやポッピンは逆に古い曲が多い)。
ハコによっては、DJタイムも90年代ヒップホップやR&Bのような、昔のレコードをネタにしたトラックのモノは少なく、打ち込みっぽいトラックが多く使われる傾向にある。どうもリズムがスカスカで踊りづらい。
ハウスだと一時期流行った「クリックハウス」みたいなリズムをバラした音や、打ち込み色の強い「プログレッシヴハウス」が多いのだが、どうもこういう音よりも「ガラージ」や「ダブ」、「ディープハウス」の方が踊りに適していると思うのだ。
確かに音ハメしたらカッコいいのはわかるんだけど、それだけに徹すると、それは「振り付け(choreograph)」であって「踊り(dance)」じゃなくなると思う。
もっと跳ねたり乗ったりする「踊り」がいいと思う昨今である。

