風邪をひいた。
高齢者医療センター、という名前の施設なので、自分はいてもいいのだろうか?と不安にかられる。
「けえれ!ここはお前みたいな若造の来るところじゃねぇ!」
と塩でも撒かれたらどうしようか、とも思わなくも無い名前だが、別にそんな事も無いので、紛らわしい名前だな、と思う。
初めての診察、という事で身長、体重、血圧を測った。
身長なんて高校以来測ってなくて、ずっと168.3cmと思っていたところ、169.3cmと僅か1cmだが高かったので、何だか嬉しくなる。
若い頃は毎年行う事も、社会に出るとなかなかやる機会が無くなるものが多い。
若いうちは、かったるく感じる事も、新鮮な気持ちになるのだから不思議なもんである。
学校の勉強も今やったら楽しいんだろうな。
教科書類を棄ててしまった事が悔やまれる。
熱も測る。
37.5℃、微熱だ。
今週はずっと風邪気味で昨日一日中寝込んでいたのだが、一向によくならない。
汗をたくさんかくので、昨夜だけでTシャツを5、6枚着替えた。
仕事を休むのは心苦しいのだが、こじらせて来週まで引きずるのももっと駄目なので、週末のスクールは休講、という連絡をする。
ダンスは身体が資本なので、休んだら休んだだけ、周りに迷惑がかかるし、自分自身の信頼も下がる。
しかし、無茶をすればダンサー寿命が縮む事もあるので、肉体のケアは真剣に考えねばなるまい。
生きる、というのは大変な事だ。
体調を崩した時にしか、そんな事はなかなか考えないんだけど、こんな時はそんな事をふと思う。
健康とは何と素晴らしい事か。
高齢者医療センターの直中で、そんな事を思う。

