【RPG】貴重な雑誌がまた一つ星になった。
毎号テーマが決まっており、「ホラー」、「D&Dおよびd20システム」、「SF」、「地図」と最近の流れに流されない記事が魅力的であった。
特に第1号の佐野史郎さんのインタビュー(ラヴクラフティアンとしても有名な氏は、かの怪優・嶋田久作さんたちと共にホラーTRPG『クトゥルフの呼び声』を遊んでいたという)や、今号の「演劇屋はTRPGの夢を見るか」(TRPGにおける「Role」とは《キャラクターを演じる事》なのか、《ゲーム進行上の役割を果たす事》なのか、というTRPGにおける論争に演劇的見地から切り込み、演劇とTRPGの融合システムについて語る考察)など、秀逸な記事が多かった。
しかし、売れ行きが芳しくなかったのか、読者アンケートによるものか、
「今の世には必要とされていない」
を理由に休刊となったようだ。
TRPGに限らず、世の中のあらゆる分野でこうした方向性(他分野で有名なんだけど、実は雑誌で扱ってる分野の経験者のインタビューや、一見ミスマッチに見えて、実は現実を考えるのに非常に有益な情報など)は非常に大事だと思う。
一分野に特化し、その道のスペシャリストだけに記事を任せると、皆似たような記事になってしまいがちだが、そこに異質なものを混ぜる事により、他の方向から物事を見る視点が培われると思う。
十円玉は正面から見れば円、斜めから見れば楕円、真横や真上、真下から見れば長方形、と見る角度により見え方なんか幾らでも変わる。
考え方が凝り固まった時、それを解すには他の視点で見る事だ。
ゲームにかかわらず、ダンスでもなんでも必要な事だと思う。
だから、『季刊R・P・G』という雑誌が好きだった。
今後はウェブなどでのサポートなどが検討されているという。
この雑誌を作っている人たちの精神が好きなので、今後も楽しみにしたいと思う。
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