スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

A-boys revenge

秋葉原がオタクの聖地として認識されるようになったのは、果たしていつ頃だったろうか。

物心ついた頃、母方のじいちゃんによく秋葉原に連れて行ってもらった。
じいちゃんは山登りと絵の他に、自転車や時計、その他家電やら道具類を修理したり、カスタムする事を趣味としていたので、秋葉原に部品を買いに通っていた。
当時の秋葉原は正に電気街であり、電気いろいろ秋葉原オノデンであった。
街は今に比べて遥かに薄暗く、買い物客の大半は大人であった。

時は1980年代初頭。
萌えなんてものは概念すら存在せず、アニメは「テレビまんが」と呼ばれていた。
オタクという呼称すらなく、一部のSFファンが熱狂的に盛り上がり、宇宙戦艦ヤマトや機動戦士ガンダムのキャラクターの葬式を行ったりしていた。
インターネットの掲示板など影も形も無く、ラジオのネタ投稿が読まれる事に一喜一憂していた時代。

あの頃の秋葉原は別にオタクの街なんかじゃなかった。

特撮、漫画、アニメ、ゲームを好み、そうした文化に頭から尻尾までアンコぎっしり染まりきった小中学生当時、オイラは池袋や中野、吉祥寺といった場所を転々とし、まんがの森やアニメイト、まんだらけ、ポストホビーといったオタクの巣窟に足繁く通い、画材屋でGペンやスクリーントーン、ケント紙なんかを買っていた。
この時期から再び秋葉原に訪れるまでの間、自分にとって「秋葉原空白の時間」であった。

久方振りに戻ってみれば、秋葉原はオタクの街になっていた。

数年前、友人たちとガンプラを作って持ち寄り、秋葉原を散策するという企画をやらなければ、いまだに縁遠いままであったかも知れない。
しかし、幸か不幸か、オタクの街と化した後の秋葉原に足を踏み入れてしまった。

ビルの壁面を萌え絵が飾り、アソビットシティの一階では名も知らぬアイドルだか声優だかが握手会を行い、カメラ小僧が群がっている。
中古ソフト屋の店先からは懐かしいファミコンの音色が流れ、クリスマス直前だというのに、カップルの姿は無く、ただただ男たちがお目当ての商品を手に入れるべく、静かに戦っていた。

俺の中で何かが弾けた。

「ただいま」
「おかえりなさい」

かくして秋葉原は自分にとって、ある種の聖地となった。
懐かしいものに出会える場所。

何の因果か、自分が好むものはマイナーなものである事が多く、ネットの中古通販サイトを幾ら捜索しても見つからないものばかりである。
しかし、そうしたレアアイテムも、秋葉原に行けば普通に転がっている事が多いのだ。



気づけばイエローサブマリン辺りで
「…くっ、『指輪物語ロールプレイング スタートセット』が12000円とは、足下を見られたモンだぜ…」
「…ほう、『クトゥルフの呼び声』ボックス4800円か…。買いかな…?」
なんて事を脳内で呟きながら、まるで亡者の如く徘徊している昨今なのである。
B Boys Revenge [12 inch Analog]B Boys Revenge [12 inch Analog]
(1998/06/05)
Zeb Roc Ski

商品詳細を見る
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

NORIMITSU

Author:NORIMITSU
※当ブログからのテキスト、画像などの無断転載、無断使用を禁じます。


東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマるが、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
俳優養成所のダンスの先生の公演出演を通じ、立教大学のダンスサークル「St.Paul's Musical Company(現・D-mc)」に所属。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

現在、落語家「三遊亭楽天」として全国各地で落語の口演を行っている。
2012年8月、六代目三遊亭円楽に入門、「楽天」と命名される。
2015年10月、「楽天」のまま二ツ目昇進。



【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術協会『秋の祭典』出演

H.S.ART第二回公演『BLUE』主演

東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演

テレビ東京系『RAVE2001』5thステージに「YUJI+BANRI+NORI」として出演

鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演

フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演

お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演

テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演

劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当

自主制作DVD『ストリートダンス ヨクワカルDVDマガジン REAL STREET』企画・振付・出演・ストリートダンス普及委員会委員長・特典小冊子「ストリートダンスがよくわかる本」執筆

SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー

フジテレビドラマ『トップキャスター』出演

映画『バックダンサーズ!』出演

氣志團『The アイシテル』PV出演

東京ガールズコレクション 2007 AUTUMN/WINTER DJ OZMAライヴバックダンサー出演

他多数



【お問合せ】
nori.school@gmail.com
※文章についてのお問い合わせなど、こちらからお送り下さい。

カテゴリー
最近の記事
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

■ ブログ名:Good to know

■ ブログ名:M’S SOUL STYLE
RSSリンクの表示
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
世界樹の迷宮III マイギルド
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。