【ダンス】審査する側、される側。
(;´∀`)
オーディションもコンテストも実力と印象を残す力が問われる場である。
今まで何回かコンテストのジャッジをしてみて思ったのは、膨大な人数のダンサーを観て、覚えておくには印象が強くないと難しい、という事だった。
何をやっていた、何の曲を使っていた、何を着ていた、こんな子がいた、そういう印象が残らないチームは覚えておけない。また、人間の記憶力というのは某英会話スクールのCMじゃないが、古いものほど奥に追いやられてしまう。
また、目が慣れて来るので、最初よりも後の方が高度な技術を持っていないと印象に残りづらくなってくる。
出る(やる)順番によってジャッジに微妙なブレが生じるのだ。
もっとも、上手いチームは当然、印象に残る。
特に若手で基礎がしっかりしていると「おっ!」と目を引く。
逆に有名チームの真似や流行の動きばかりになると萎える(NORIMITSU@三十路の主観なので、全ての審査員がこう考えている訳では無い。念のため)。
コンテストの場合、使う音楽というのはマジで大切な要素である。
インパクトが無ければコンテストには使わない方がいい。
また、流行モノは誤法度である。まれに2、3組同じ曲が続く事があるが、あれは萎える。
別にジャッジとか抜きにして、スクールの発表会やCLUBのショータイムとか観ててそれはいつも思っている。
やる気を疑ってしまうのだ。
流行ってるからとりあえず使ってみました、ってのはダサい。
昔、ルパン3世のリミックスが出た時、色んなスクールの先生たちが発表会の振付で軒並み使ってて愕然とした事がある。
この人たちはこれでいいとでも思っているんだろうか?と。
オリジナリティとか無いんだろうなぁ、と。呆れて笑うしか無かった。
もっと音楽にこだわりを持て、と言いたい。
逆に使い古された曲も効果的に使えば印象に残るし。
かつて観た中で印象的だったのは、LOCKIN'のダンサーで使わなかった人はいなかったと言われるほどの名曲中の名曲、JB『SEX MACHINE』のイントロをひたすらループしてるチームがいた。
聞き慣れた曲だけに
「いつ歌が始まるんだよ!?」
という軽い突っ込みを心の中で入れながら、すげーワクワクしながら観た覚えがある(実際、上手くて面白いチームだった)。
一番いいのはやっぱり自作なんだろうな。
一昨年の春、O.S.S.F.(沖縄ストリートスタイルフェスティバル) に行った時、7DOWN8UPPERのショーを観てそう思った。
てつお時代からシンジくんはマジで凄いと思っていたが、チームの音源を自作し、更にチームカラーを出す事に成功していると思った。
また、友人のkenta、DAI5のチーム、Develop Makerもkentaがトラックメイクしていて、自作の曲でショーに出ている。
自分たちの世界観を構築したダンスチームは唯一無二の存在となる。そういったチームのメンバー一人一人もまた、物凄く面白い踊りを踊る。
オーディションは受かっても落ちても得るものがある。
今の自分を客観的に観れるし、クライアント側がどういうダンサーを求めているのかが分かるから。
バックダンサーに必要なのはぶっちゃけ、振り覚えの速さと正確な再現力である。
ある程度ダンスの練習をしてきた人にはチャンスがあるのだ。
そこに加わる修正がクライアントの求めるダンサー像である。
「若い人がいい」
「女の子がいい」
「爽やかな感じがいい」
「JAZZが踊れた方がいい」
「HIPHOPが踊れた方がいい」
「背が高い人がいい」
「容姿がいい人がいい」
etc...
実は裏で色んな条件が出されている。
それをクリアしてなければ、どんなに上手くても落ちる時は落ちる。
しかし、自分が落ちても受かった人を見て、
「ああ、今回自分に足りなかったのはこれか」
と知る事も勉強になる。
いくら落ちても腕を磨いて受け続けなきゃ受からない。
落ち込んでる暇なんか無いんだから。

