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【RPG】またまたクラシックD&Dをやった。

今回は、某SNSのコミュニティのオフ会で、クラシックD&Dのダンジョンマスター(DM)をやった。
プレイヤーは5人。初心者からヴェテランまでいる。
前回は経験値をあげてからの冒険だったが、D&Dのシステム自体を楽しむ為に、レベル1からのスタートにした。
キャラクターシートを配り、各項目について説明を交えつつ、ダイスを振ってもらう。



DM「…さて、キャラクターは出来たかな?」
全員「(うなづく)」
DM「じゃあ、自己紹介も兼ねて、キャラクター名とクラスを発表してちょ」
プレイヤーA「あ、はい。えー、キャラクター名はゲレゲレ。ニュートラル(中立)のファイター(戦士)です」
プレイヤーB「リコリス。ニュートラルの女シーフ(盗賊)です」
プレイヤーC「ブライネス。ニュートラルのエルフ(妖精の魔法戦士)だ」
プレイヤーD「ニュートラルの女マジックユーザー(魔法使い)、タチコマです」
プレイヤーE「ローフル(秩序)のクレリック(僧侶)です。名前はロールです」

『D&D』にはアラインメント(性格)というものがある。このアラインメントによって行動の指針が変わってくるんだ。今回はケイオティック(混沌)がいなかったけど、それぞれ説明すると、以下のような特色があるよ。

■ローフル
法や秩序を遵守しようとする考え方に基づいて行動しようとする。平和を愛し、不正を許さず、公平さをもって接しようとする。
■ニュートラル
状況によって秩序を守ってみたり、利己的に振舞ってみたりする。個人とグループを天秤にかけ、得な方を選んで行動しようとする。
■ケイオティック
利己的で、他者不在。法は破る為に存在し、幸運と機会こそが世界を支配している、という考え方に基づいて行動しようとする。

パーティ構成は以下の通り。

ゲレゲレ(Lv1 ファイター/ニュートラル)
リコリス(Lv1 シーフ/ニュートラル)
ブライネス(Lv1 エルフ/ニュートラル)
タチコマ(Lv1 マジックユーザー/ニュートラル)
ロール(Lv1 クレリック/ローフル)



【冒険者たち、初仕事を引き受ける事】

DM「はい。じゃあ冒険を始める事にしよう。まず、君たちがいる世界について簡単に説明すると、北方王国イヴァリアという人間の王国にいる。北には山脈がそびえていて、かつては宝石や鉱物を採掘しているドワーフの王国があったけど、ドラゴンによって滅ぼされているよ。南には森が広がり、エルフたちの王国があって、妖精たちが楽しく暮らしている。西にはハーフリングの暮らす庄と呼ばれる集落があって、人間たちの国と交易を行っている。東には広大な海が広がっていて、人間たちは東の彼方から、この海を渡ってこの地に移り住んだと伝えられている。港には盗賊ギルドの船があって、国籍の違う船を襲っているよ。略奪した財宝は国王に上納しているから、国としてはギルドを容認している。まぁ、国内で余り悪さはしねいでね、という感じかな」
ロール「みんな、もう知り合ってますか?」
DM「うん、みんなもう知り合いって事にしよう。君たちはワイワイと酒場で談笑しながらくつろいでいると、一人の男が酒場に入ってきて、キョロキョロと見渡していたが、君たちの姿を認めると近づいて来るよ」
リコリス「どんな男なんだろう?イケメン?」
DM「まぁ、一癖ありそうな渋い中年男って感じかな。男は君たちに近付くとニヤリと笑いながら、『お前たち、仕事を探してはいないか?』」
ブライネス「探してます!」
中年男(DM)「そうか、ならいい仕事があるんだ。実は、ある遺跡からあるものを持ってきて貰いたい。報酬は弾もう」
ゲレゲレ「あるもの、って何だろう?」
中年男「詳しい話はまだ言えないな。とりあえず、前金で一人金貨100枚、無事持ち帰ってくれたら、成功報酬として一人金貨500枚を渡そう」
ブライネス「金貨100枚って、どのくらいの価値なんだ?」
DM「うーん、まぁ初期の持ち金を考えて貰うと、結構な価値があると思うよ。まぁ、ワインやら水筒やらが金貨1枚だから、そうだな、1枚あたり1000円くらいの価値はあるよ」
リコリス「じゃあ、100枚だと…」
ロール「10万円」
ゲレゲレ「成功報酬だと…」
タチコマ「50万円」
ゲレゲレ「おいし過ぎて怪しいなぁ」
中年男「まぁ、やらないってんなら、他をあたらせて貰ってもいいんだぜ?」
ブライネス「やります、やります!」
中年男「お、ありがとうよ。実は、持ち帰ってもらいたいものとは、我々の主人の研究に必要なものなのだ(DMに戻って)…と言って、一人ずつに金貨100枚ずつと遺跡までの地図をくれるよ」
ブライネス「で、持ち帰ってくるものとは、どんなものなんだ?」
中年男「実は、起動前のゴーレムを持ち帰ってもらいたいんだ」

ゴーレムというのは、様々な材質から創られる魔法で動く像の事。味方につけば頼もしいが、敵に回ると非常に厄介な鉄人28号みたいなヤツだ。

タチコマ「ゴーレムぅ~?」
中年男「そうだ。まぁ、起動前だから暴れ出す事は無いと思う」
ロール「暴れ出すって…w」
リコリス「それは怖いw」
ブライネス「そのゴーレムはどんな姿をしているんだ?」
中年男「うむ、実は俺もゴーレムという事しか聞いていないんだ。詳細を調べてくるから、夕方にここでいいか?」
ブライネス「ああ」
中年男「よし、じゃあまた後で」
リコリス「あ、まだこの人とこの人の主人の名前を聞いていないわ」
中年男「おっと。俺の名前はウェイス、主人の名前はグランツ様だ」
ブライネス「ウェイスやグランツという名前を聞いて、彼らについての噂を思い出したりするかな?」
DM「まぁ、今初めて聞いた名前だからなぁ。今までに聞き覚えは無いよ。噂については聞き込みも出来るけど」
ゲレゲレ「なるほど」


【尾行と聞き込みをする事】

DM「じゃあ、ウェイスさんは店を出て行くよ」
タチコマ「尾行します」
リコリス「あ、私も」
ゲレゲレ「みんなで行けばいいんじゃないか?」
ロール「いや、それはさすがに目立つだろう」
ブライネス「タチコマとリコリスがウェイスさんの後をつけて、俺たちは酒場で聞き込みをすればいいんじゃないか?」
DM「じゃあ、タチコマとリコリスが尾行、ゲレゲレ、ブライネス、ロールは酒場で聞き込みでいいかい?じゃあ、まずタチコマとリコリスは尾行出来たかチェックだ。20面ダイスでデクスタリティ(敏捷性)以下を振っておくれ」
リコリス「成功」
タチコマ「成功しました」
DM「よし、じゃあ二人はウェイスさんに気付かれずに後をついていく。しばらくすると、ウェイスさんは二階建ての平屋の中に消えていく」
リコリス「看板とかはあります?」
DM「看板とかは無いよ。周りにある他の建物と何も変わらない」
タチコマ「特に何も無いのぉ?つまんなぁ~い」
DM「何を期待してるんだ?普通に仕事場に確認しに戻っただけだよwじゃあ、酒場の方ね」
ロール「まず、ウェイスという名前で聞き込みをしてみよう」
DM「ウェイスについては特に名前は知られていないねぇ。『ウェイス?知らねぇな、そんな奴は』と素っ気ない反応だ」
ゲレゲレ「実際に普通の人なのか」
ブライネス「それとも偽名かも知れない。じゃあ、グランツという名前で聞き込みをしてみよう」
DM「うん、グランツは割と有名だよ。酒場のオヤジが『グランツさんは有力な魔術師だ』と言ってるよ」
ロール「黒い噂は無いかな?」
酒場のオヤジ(DM)「うーん、悪い噂は聞いた事は無いが、30年ほど前に一人の女性を巡って、他の魔術師と取り合いをしたらしい、という話は聞いた事がある」
ブライネス「他にめぼしい話が聞けないなら、とりあえずウェイスさんが帰ってくるまで酒を飲むぜ!」
DM「よし、それじゃリコリスとタチコマは酒場に戻ってくるんでいいかな?」
タチコマ「しょぼーん」


【ゴーレムの特徴を知らされる事】

DM「君たちが酒を飲んだくれてると、夕方になってウェイスさんが戻ってくる。
『待たせたな』」
ブライネス「うぇーいす!」
全員「うぇーいす!!!!!」
ウェイス「お、おぅw(DMに戻って)…ウェイスさん、あまりノリがよくないですw」
全員「wwwwwwww」
ウェイス「さて、ゴーレムの形なんだが、どうやら人間の美少女の姿をしているらしい」
ブライネス「びしょうじょお!?」
DM「うんw」
タチコマ「私、腐女子だから喜ぶ」
DM「百合かよwwww」
リコリス「腐女子じゃなくてレズ!?」
ウェイス「まぁ、大きさは150センチくらいで、重さは二人で担げる程度だそうだ」
ロール「どのくらい精巧なんだろうか?」
ウェイス「俺が実際見たわけじゃないが、聞いた話だと、見た目は人間そのものらしい」
ゲレゲレ「なーんかわかった気がする」
DM「さあ、どうだろうね。とりあえず、ウェイスさんは報告が済んだら帰るけど?」
リコリス「馬車とかで運ばなきゃいけないのかな?」
DM「さすがに馬車は必要無いんじゃないかな?もし、荷馬が欲しいならラバを用意してくれるよ」
ロール「じゃあ、明日に備えて寝ましょう」
全員「賛成」
DM「翌朝になると、オヤジが宿代の請求に来るよ」
タチコマ「いくら?」
オヤジ(DM)「宿泊代が金貨3枚、飲食代が金貨2枚の、合わせて金貨5枚ずつ頂戴します」
ブライネス「俺、そんなに飲み喰いしてねぇぞ!?」
DM「まぁ、外食したら2、3000円くらい行くでしょ?むしろ安い方だよ」
ゲレゲレ「まぁ、前金で払えるから払っちまおう」
DM「じゃあ、どうする?」
ロール「遺跡に向かいましょうか」


【冒険者たち、遺跡に辿り着く事】

DM「(ワンダリング・モンスターのチェックは朝、昼、晩の3回でいいや)うん、じゃあ道中特にモンスターに遭遇する事無く、無事遺跡に辿り着いたよ」

こんな感じ、と遺跡周辺の地図を描きながらフィギュアを取り出す。

DM「みんな、とりあえず好きなフィギュアを取ってちょ」
全員「おおーっ」

『D&D3.5e』用の彩色済みのフィギュアは、なかなか出来がいいからオススメだ。昔はメタルフィギュアを使っていたけど、最近はペプシのボトルキャップみたいな塩化ビニール製が主流みたいだね。
もちろん、フィギュア無しでも遊べるけど、フィギュアがあると気分が盛り上がる。視覚的要因があるからかな。

DM「今はもう夜だけど、どうする?」
ロール「とりあえず、今夜は野営ですね」
DM「全員一斉に寝るの?」
タチコマ「魔法をまだ使ってないけど、6時間くらいは寝たーい」
DM「だいたい今は21時くらいで、夜明けを5時とすると、8時間くらいあるよ」
ブライネス「よし、じゃあ二交代制にしよう」

プレイヤーたちが、あれこれ話し合っている間に、DMはワンダリング・モンスターのチェックをしておく。二交代なら、前半と後半の2回にしておこうかな。

DM「…さて、順番は決まったかい?」
ブライネス「俺とリコリスが先、ゲレゲレ、ロール、タチコマは後だ」
DM「よし、じゃあ君たちが野営の準備をしていると、向かいの茂みから、1匹のバグベアーが現れたよ」
ブライネス「バグベアー?熊か?」
DM「いや、熊じゃない。毛むくじゃらのゴブリンだね」
ゲレゲレ「ゴブリンだって?ゴブリン語は誰が喋れるんだ?」
DM「あ、みんなそう言えば、言語は何を覚えてるんだい?」

TRPGでは、様々な種族にそれぞれ固有の言語が用意されている事が多い。コンピュータゲームのように殺し合いばかりでは無く、交渉するのも一つの手段なんだ。

ブライネス「そう言えば、まだ決めてなかった」
DM「まぁ、インテリジェンスの修正が無い人は一般語と性格語がしゃべれるよ。ブライネスはエルフだから、更にエルフ語、オーク語、ホブゴブリン語がしゃべれる」
ブライネス「おおーっ、エルフすげぇ!」
リコリス「私はインテリジェンスが8だから、-1の修正だけど」
DM「残念ながら、君のキャラクターは文字が読めない。簡単な会話程度なら出来るよ。まぁ、一般人レベルだね。昔は識字率が低いから。ところで、マジックユーザーさんは何を覚えてるんだい?」
タチコマ「あたしはドラゴン語とジャイアント語」
DM「誰もゴブリン語が話せないのか。ルールブックには、特にバグベアーの言語は書いてないから、ホブゴブリン語がしゃべれる事にしておこう」

ルールに書かれていない事は多い。森羅万象、全てを書き表す事は出来ないからね。そこで、マスターは、細かい部分は決めてしまっていいのである。あんまりムチャな事はダメだけど。
TRPGは、かように性善説に基づくゲームなのである(まぁ、逆にムチャな奴が多かったから作られたであろう注意なんかも書いてあって面白いんだけど)。

バグベアー(DM)「お前ら、こんなところで何やってんだ?」
ブライネス「山登りに来たんだよ」
バグベアー「山登り?おかしな奴らだ。おい、腹が減ってんだ。何かよこせ」
ブライネス「ああ、いいよ、と言って通常食を一食分、投げます」
DM「バグベアーは『へへへっ、ありがとよ』と言って、再び茂みの中に消えていくよ」
タチコマ「何だ、戦えば良かったのに」
ロール「何も無益な殺生をする必要は無かろう」
ゲレゲレ「そうだな。とりあえず、警戒しながら交代で夜を過ごそう」
DM「こうして、夜は更けていくのであった。幸い、その後は特にモンスターも現れず、陽が登り始める」
ロール「私は太陽に祈りを捧げる」
DM「太陽神信仰?」

クラシックD&Dでは、特に世界観の設定などが無いから、神話や宗教も決められていないんだ。でも、クレリック(僧侶)の魔法は神様の力を借りて起こす奇跡のようなものだから、ルールに無いけど、神様はいるものとして考えるのが自然だ。
キャラクターにどんな神様を信じさせてもいいけど、現実の宗教をそのまま使う訳にはいかないから、マスターは予め「戦の神」とか「正義の神」といった冒険者たちが信仰してそうな神様を幾つか用意しておくのもいい。


【冒険者たち、遺跡に入る事】

ロール「さて、朝の祈りも済んだ事だし、さっそく遺跡に入ろうか」
ブライネス「マスター、遺跡はどんな様子?」
DM「この遺跡は、遥か昔に建造されたもので、山肌に出入り口がしつらえてある。足元や床には、かつては石の扉であったろう瓦礫が散らばっているよ」
リコリス「もう既に誰か入ってるのかしら」
タチコマ「だとすると、もしかしたら色々盗られているのかも」
DM「どうだろうねぇ。それは実際調べないとわからないね」
ブライネス「とりあえず入ろうぜ」
リコリス「じゃあ、松明に火打ち石で火を点けます」
DM「よし、それじゃ松明の明かりに照らし出された遺跡の内部は、入り口から10フィート(約3メートル)ほど入ると、縦30フィート(約9メートル)、横30フィートの正方形をした部屋になっていて、足元には、かつてこの入り口を塞いでいたであろう、石の扉の破片が瓦礫として転がっている。北側の壁には幅10フィートの通路が伸びているのが見えるよ」
リコリス「罠は?」
DM「調べるならファインド・トラップだよ」

罠は特に見つからなかったので、一向は更に先に進む事にする。

DM「通路は50フィートほど進むと、縦20フィート、横30フィートの横長の部屋に出る。東側の壁には通路が見える。そして、床には5体の人間の死体が転がっているよ」
タチコマ「ゾンビとか?動く気配は?」
DM「動く気配は無いね。死体は一週間以上経っていて、腐敗しているよ」
ゲレゲレ「コイツらを派遣したけど、帰って来ないから、代わりに俺らが雇われたって事か」
DM「まぁ、そんなとこだろうね」
リコリス「罠にやられたの?」
DM「それは調べないとわからないよね」
タチコマ「死体の怪我とかはどんな感じ?」
DM「うん、死体はどれも上から串刺しにされたような穴が空いているよ」
リコリス「上を見上げます」
DM「槍ブスマのようなものが見えるよ」
ブライネス「おおっと」

プレイヤーたちは悩み始めた。まさか、こんなデッドリーな罠があるとは思わなかったからだ。
そして、DMが一番悩んでいた。もう作動しない罠のつもりが、吊り天井という事にしてしまったから、作動したらどうしよう?とプレイヤーたちに余計な心配を与えてしまったのである。
TRPGにおいて、発言は撤回出来ない。
これはDMの大失態である!

プレイヤーたちは試行錯誤し、感圧式の罠かも?と、死体を引き寄せて調べたり、10フィートの棒で床をつついたり、高さに反応するのかもと瓦礫を投げたり、感熱式かも知れない、と一応ブライネスがインフラビジョンで視てみたりしたが、特に何がある訳でも無く、ロールが強行突破をしよう!と走って、東側の通路を目指す事にした。

DM「ロールは何事も無く、東側の通路に辿り着いた(ホントすいません)」
ゲレゲレ「お、行けるのかぁ」
リコリス「じゃあ、あたしも同じルートを辿って行きます」
DM「リコリスも何事も無く、ロールの元まで辿り着いた(ホントごめんなさい)」
タチコマ「じゃあ、あたしも~」
ゲレゲレ「俺も」
DM「二人とも、無事に東側の通路に辿り着いた(ホント面目無いです)」
タチコマ「ブライネスは反対側の壁とか調べたら?」
ブライネス「何で俺だけバラエティー番組の若手芸人みたいな扱いになっとんじゃ!?俺も同じルートでみんなのところに走るぞ!」
DM「ブライネスも何事も無く、みんなの元に辿り着いた(あうあう、ごめんなさい~)」
タチコマ「じゃあ、瓦礫を投げてみようかな?」
DM「(もうこんな罠、完全に亡きものにしたれ)どこに投げる?ちなみに、北側の壁(強調)に倒れてる死体以外はみんな壁には近づいて無いけど」
タチコマ「じゃ、北側の壁の死体に向かって投げてみるぅ~」
DM「はい、じゃあAC10の対象に攻撃という判定にしよう。20面を振って」
タチコマ「(ゴロゴロ)6」
DM「それはさすがにあさっての方向にすっ飛んでってるなぁ~」
ゲレゲレ「じゃあ、俺も投げてみる、15」
DM「うん、当たったね。すると吊り天井がぐわーっと降りてきた」
タチコマ「何か物音は?」
DM「うーん、特に聞こえないけど」
リコリス「ヒアノイズ!7!」
DM「リコリスが耳をすませると、バキン!と音が聞こえて、吊り天井を吊していた鎖が切れて降ってきた」
リコリス「他の鎖を伝って、上を登る事は?」
DM「鎖が切れてしまっているから、クライム・ウォールなら出来るけど、鎖はもう無いよ」
タチコマ「こんなとこ登っても何も無いでしょ」

リコリスは登りたそうにしていたが、他のプレイヤーからも、そこには何も無いだろうから先に進もうぜ、と提案が出て、先に進む事になった。

DM「君たちのいる通路は幅10フィートで東に向かって20フィート延びているのが見える。その先には部屋らしき空間が広がっている」
リコリス「とりあえず、部屋に入らずに、10フィートの棒で床を押してみます」
DM「うん、とくに何も起こる様子は無いよ。ちなみに、部屋は30フィート×30フィートの正方形で、北に幅10フィートの通路が見えるよ」
ロール「この部屋には何も無いですか?」
DM「うん、特に何かありそうには見えないね」

入り口の罠ですっかり疑心暗鬼になったパーティは、聞き耳を立てたり、罠発見したりしたが、何も見つからない。

リコリス「とりあえず、10フィートの棒で床を突っつきながら北の通路を目指します」

こうして、パーティは更に次の部屋に進む事になった。


【冒険者たち、初のヒントを得る事】

DM「君たちが北の通路を50フィート進むと、中央に彫像が設置された部屋が見えてきた。部屋は30フィート×30フィートの正方形をしていて、西側に通路が見えている」
タチコマ「彫像は人間そっくりなの?」
DM「人間そっくりっていうか、まぁ、人型ではあるけど、いかにも作りものっぽい、荒削りな姿をしているよ」
ロール「モアイ像みたいな感じ?」
DM「うん、まぁ、そんな感じ」
ブライネス「動き出す感じはするかな?」
DM「さて、どうだろね?今のところはそんな素振りは見えない」
タチコマ「きっと部屋に踏み込んだ途端動き出すんだろうけど」
DM「ダンジョンにある彫像が全てゴーレムの類とは限らないよ」
ゲレゲレ「とりあえず入ってみようぜ」
DM「部屋に踏み込むと、彫像が話しかけてきたよ」
ブライネス「何て?」
DM「(いけねぇ、セリフを用意して無かったぜ)えーと、『侵入者諸君。汝らは何者か?』と言うよ」
リコリス「何て答えようか?」
タチコマ「変な答え言ったら攻撃してくるんだろうな」
ブライネス「彼女に会いに来たんだよ、と言います」
彫像(DM)「そうか」
リコリス「攻撃してこないようなら、先に進みましょう」
DM「君たちが部屋を抜け、西側の通路に向かうのを、彫像の目線が追い掛けるよ。最後に部屋を出るのは誰?」
ブライネス「俺かな?」
DM「すると、君が部屋を出る時に、彫像が『フィーナによろしく』と言ってきたよ」
ブライネス「わかった。よろしく伝えておくよ」
タチコマ「フィーナというのが持ち帰るゴーレムの名前なんだろう」
DM「どうかな?とりあえず、この通路の説明をすると、やはり幅10フィートでずっと真っ直ぐ進んでいるが、40フィート目で北に進む通路が見える。いわゆるT字路になってるよ」
ゲレゲレ「T字路か。どっちに行こう?」
ロール「近い方からシラミ潰しにすればいい」
ブライネス「ちなみに北の通路はどのくらい伸びているのかな?」
DM「北の通路は松明の明かりで見える限り、結構長く続いている。ちなみに分岐点から西側の通路は30フィートほど進むと、石の扉が見えるよ」
ロール「じゃあ、西側から順番に攻めよう」
DM「はい。じゃあ、君たちの前には石の扉がある。取っ手も無ければ、鍵穴も無いが、一般語で『鍵を持たぬ者、開ける事、能(あた)わず』と彫られているよ」
タチコマ「大ヒントだな。さっきの『フィーナ』って名前が鍵だと思う」
ブライネス「よし、『フィーナ』と言おう」
DM「何も起こらないよ」
ブライネス「うーん、鍵になるアイテムが無ければ入れないなら、鍵を探すしか無いな」
DM「どうする?」
ゲレゲレ「北だな」

という訳で、北の通路をズンズン進んでいく一向。


【冒険者たち、初の戦闘をする事】

DM「北の通路は50フィート(15メートル)ほど進むと、50フィート×50フィートの広間に出るよ。広間の床には絨毯が敷かれ、横長の木製のテーブルには8脚の木製の椅子が並び、その椅子にはそれぞれ骸骨が座っている。ちなみに向かって北側には石の扉、西側には通路が見える」
タチコマ「スケルトンかよ」
ゲレゲレ「戦闘か?」
DM「いや、骸骨は動く気配は無い…」
ブライネス「よし、部屋に入ろう」
DM「部屋に足を踏み入れた瞬間、8体の骸骨たちの首が一斉に動き、君たちを虚ろな眼窩で見つめながら、ゆっくりと立ち上がり始める…」
ロール「ターニング・アンデッド!」
DM「よし、ダイスを振ってくれ」
ロール「えいっ、…コロコロ…よし、9だ!」
DM「スケルトンたちはロールの掲げた聖印に畏れおののき、西側にある通路に殺到した!」
全員「ちょwwwwwwwww」

ターニング・アンデッドはクレリックの持つ特殊能力だ。アンデッド・モンスター(不死の怪物)を追い払う能力で、高レベルのクレリックのターニング・アンデッドでは、追い払う他、破壊する事も可能になる(低レベルのアンデッド・モンスターは、自動的に破壊されてしまう事もある)。
ロールはレベル1のクレリックだから、追い返す為には判定に成功する必要があるし、成功しても破壊出来ない。この場から追い払う事は出来るけど、アンデッド・モンスターたちは逃げ場を求めるんだ。

さて、パーティは当然、北の扉を調べるが、扉は開く気配も無い。
仕方が無いので、シークレット・ドア(隠された扉)を探す事にした。
ブライネスはエルフなので、6面体ダイスを振って1か2が出れば、シークレット・ドアを見つける事が出来るのだが、目が悪く発見失敗(ちなみに、元々ここにはシークレット・ドアは無い)。
他のメンバーも探すが、やはり見つからず、途方に暮れた。

ロール「さっきスケルトンたちが逃げってた方に部屋があるのかも」
ブライネス「でも、スケルトンたちが8体いるぜ?」
タチコマ「スケルトンなんか皆殺しにすれば大丈夫!」
DM「(過激だなぁ)まぁ、スケルトンは雑魚だけどね」
ゲレゲレ「じゃあ、西の通路に進もう」
DM「西の通路は10フィート先で30フィート×30フィートの正方形の小部屋になっていて、その中ではさっきターンさせた8体のスケルトンたちがひしめき合っているよ」
ロール「とりあえず、ホーリー・シンボルを掲げながら、部屋に入ってみましょう」
DM「スケルトンたちは、君のホーリー・シンボルから逃れようと必死に身をよじって、壁にべったり張り付くようにしているよ」
タチコマ「ロールを中心にスケルトンが道を開けたw」
ロール「モーゼの『十戒』みたいだなw」
DM「さて、どうする?」
ロール「スケルトンたちが襲ってこないようなら、一人で部屋に入ってみよう」
DM「すると、スケルトンたちは今度は通路に殺到して、他のメンバーがいる部屋に我先に出ようとしているよ」
ゲレゲレ「一匹ずつを皆で叩けますか?」
DM「可能だよ」
ゲレゲレ「よし、じゃあ一匹ずつ潰していこう」

フィギュアを並べて位置の確認をする。

DM「よし、じゃあ、イニシアチブを決めよう。こっちは3」
リコリス「こちらは4」
DM「ゲレゲレが装備してる武器はツーハンデッド・ソードだから自動的にイニシアチブが無くなるから、行動順はスケルトンと同時だよ」
リコリス「クロスボウもイニシアチブが無くなりますよね?」
DM「そうだね」
ブライネス「じゃあ、バスタード・ソード片手持ちで殴ります。ストレングスの修正を足して14!」
DM「それは当たってるなぁ。ダメージ下さい」
ブライネス「4に1足してストレングスが+2だから、7発!」
DM「このスケルトンは倒れた。次のスケルトンが出てくる」
リコリス「じゃあ、ダガーで攻撃します。7!」
DM「それは外れてるなぁ」
タチコマ「私は攻撃しない」
DM「じゃあ、スケルトンとゲレゲレの攻撃だ。先にゲレゲレの攻撃から処理しよう」
ゲレゲレ「よし、11!」
DM「外れだなぁ。よし、こちらは誰を攻撃しようかな…(サイコロを振り)ゲレゲレを狙ったぞ!18」
ゲレゲレ「うわー、それは当たってますねぇ」
DM「ダメージは2点だよ」
ゲレゲレ「うわ、一気にヒットポイントが半分になった!(ゲレゲレのHPは4)」
ロール「こちらもメイスでスケルトンを背後から殴れますか?」
DM「殴る事は可能だけど、殴られたらさすがに殴り返されるよ」
ロール「じゃあ、殴ります」
DM「離れてるから、イニシアチブはそれぞれ別々に分けよう。こっちは3」
ロール「こっちは4」
DM「じゃあ、どうぞ」
ロール「12」
DM「当たった」
タチコマ「11で外れて12で当たったんなら、アーマークラスは7だな」
DM「そういう事。ダメージ下さい」
ロール「2」
DM「ちこっと痛かった」

さて、こうしてスケルトンたちと死闘を繰り広げ、全滅させたのだが、ロールも2点のダメージを受けて負傷した。

DM「さて、どうする?」
ロール「この部屋を調べます」
DM「今倒したスケルトンの残骸以外、特に何も見当たらないよ」
タチコマ「スケルトンの破片に鍵が混ざっているとか?」
DM「いや、特に鍵になりそうなものは無いよ」

シークレット・ドアも探したんだけど、見つからない。仕方が無いので、広間に戻ってきた。


【遂に目的のゴーレムを発見する事】

ブライネス「よし、ダメ元で『フィーナ』と言ってみます」
DM「すると、扉が開いていく。扉の中は50フィート×50フィートの正方形になっていて、中央にはベッドが1つ置いてあり、その上には全裸の美少女が眠っている」
ロール「その少女を調べる事は出来ますか?」
DM「その場合は、部屋に入らないとダメだね。入る?」
リコリス「入りましょう」
DM「部屋の中は先ほどまでとは違い、長い間封印されていた為か、床には埃一つ無い。少女は普通の人間のように見える。ゆっくりと呼吸に合わせて胸が上下しているよ」
リコリス「触ってみましょう」
DM「触るとわかるけど、明らかに人間の肌とは異なる感触がする。常温と同じ温度で冷たい。君が彼女に触れると、彼女の両目がゆっくり開き、ぼんやりと周囲を見渡すよ」
タチコマ「まだ寝ぼけてるのかな?」
美少女(DM)「…あなた方は、誰…?」
ブライネス「そりゃそう言うだろうな。『貴女に逢いに来ました』」
DM「君たちがフィーナと話していると、背後から『ご苦労さん』と聞き覚えのある声がする」
ロール「まさか、ウェイスさん?」
DM「振り向くと、ウェイスさんと3人のプレート・メイルに身を包んだ戦士が立っていて、剣を構えながら近づいてくるよ」
ブライネス「どういう事なんだ?」
ウェイス(DM)「やはり、赤の他人に任せると色々と心配だ、とご主人様が仰ったんでね。悪いが、そこを退いてもらおうか」
ブライネス「厭だね。言い方が気に食わない」
ウェイス「フン、まぁいい。ソイツを渡してくれりゃあ、ちゃんと報酬は払う」
ブライネス「そんな言い方は無いだろう」
ウェイス「…三つ数えるうちに渡した方が身の為だぜ。ひとーつ」
タチコマ「どうする?」
ウェイス「ふたーつ」
ゲレゲレ「これは戦うしか無いだろうけど、俺のヒットポイントは2しか無いぜ」
DM「ウェイスが『みぃーっつ』と言うと、戦士たちが剣を構えて部屋の中に躍りこんできた。さて、イニシアチブのチェックだ。こっちは2」
ブライネス「こっちは4。スリープをかけるぞ!」
DM「(しまった!)うーん、14レベルまでのキャラクターが寝てしまうという事は、パタパタパタと、このメンツがみんな寝ちゃった(と、フィギュアを倒す)」
タチコマ「よし、3人の戦士は殺して、ウェイスはロープでふんじばって動けなくしとこう」
ロール「何も殺す事は無いんじゃないか?」
タチコマ「戦士たちはどうせ雇われてるから情報は持ってないだろうし、後々起きてから襲われても困る」

こうして、ウェイスを除く戦士たちに止めを刺し、ウェイスを起こす。

ブライネス「お目覚めかい?」
ウェイス「くそっ」
ブライネス「洗いざらい吐いちまった方がお前の為だ」
ウェイス「誰が話すものか」
タチコマ「こいつ、こんなに忠義心があったのか」
DM「ウェイスが『んぐっ!』と唸ると、口元から血が流れ出す」
ロール「舌を噛み切ったのか」
リコリス「じゃあ、身ぐるみ剥いじゃおう」

こうして、グランツの手下を結果的に殺してしまった事で、グランツから狙われる可能性が出てきた。
とりあえず、ウェイスたちが勝手に襲ってきたのだから申し開きは出来る、という事で、フィーナを説得し、連れて帰ろうとする。

タチコマ「待って。まだ財宝を手に入れてない。フィーナがさっきの石の扉の鍵なのかも」

D&Dでは、財宝を手に入れない事には経験値がほとんど入らず、レベルアップしないのだ。シナリオはどうあれ、むしろ、目的はダンジョンに眠る財宝を手に入れる事だと言っても過言ではない。
そこで、T字路の先にある石の扉にやってきて、フィーナに扉に触らせたりしたが、何も起こる気配が無い。

タチコマ「さっきの広間だけ絨毯が敷いてあるのが怪しい。テーブルと椅子をどかして、絨毯をめくろう」

こうして、一行は元々スケルトンたちのいた広間に戻ると、テーブルや椅子を片付けて、絨毯をめくった。

DM「絨毯をめくると、部屋の中央辺りに、地下へと続く階段が見えるよ」

パーティは階段を下りることにした。階段を下りきると、北に向かって真っ直ぐ100フィート(約30メートル)続く通路があり、30フィート×30フィートの小部屋があった。


【魔術師の亡霊に会う事】

DM「タチコマとブライネスは一目見ればわかるけど、この部屋は魔術師の部屋だよ。部屋には机と棚があり、棚には魔法語で書かれた様々な書物が並んでいる」
タチコマ「ラッキー!呪文が増やせる」
DM「机の前には椅子があって、ぼんやりとした魔術師の姿が現れてくる」
ロール「その人は生きてますか?」
DM「向こう側が透けて見えるよ。魔術師の亡霊はフィーナを見ると『おお、我が娘、フィーナよ!』と声をかけ、フィーナも『お父様!』と喜んでいる。『我が名はサイモン。ご覧の通り、魔術師だ。あなたがたは?』」
ブライネス「実はグランツという人物に頼まれまして、この遺跡に眠るゴーレムを運ぶように言われました」
DM「君が『グランツ』という名前を出した途端、サイモンは顔を歪めるよ。『グランツ!グランツ!グランツ!グランツ!憎き奴よ!…私とグランツは、かつては共に魔法生物を研究する魔術師であった。しかし、私たちの前に一人の美しい女性が現れた。レスフィーナ。地方領主ヴァリエール家の令嬢だ。私とグランツはレスフィーナを巡って争い、結果、私とレスフィーナは結ばれた。しかし、私と彼女の間には子供が出来なかった。そこで、私は若かりし日のレスフィーナそっくりのゴーレムを創り、フィーナと名づけ、レスフィーナと二人、我が子のように可愛がっておった。ある日、グランツが我が家を訪れた。結婚後、連絡の途絶えたかつての友の来訪に、私は喜んだ。しかし、グランツはあろう事か、レスフィーナを殺し、フィーナまでも破壊しようとしたのだ。私はフィーナを連れてこの遺跡まで逃げ延びた…。グランツへの復讐を誓っておったのだが、どうやら私は死んでしまったようだ。口惜しや…』」
ブライネス「そんな事がありましたか。我々も、グランツの部下に裏切られました」
サイモン(DM)「グランツらしいな。私はグランツに復讐したいが、どうやら、この地から動けぬようだ。よろしければ、グランツへの復讐を手伝って頂けないだろうか?もし、引き受けて下さるのであれば、私の遺産は全て差し上げよう」
タチコマ「そりゃあ、これだけの呪文書が得られるなら、引き受けるでしょう」
DM「まぁ、自分の使えるレベルまでの呪文しか書き写せないし、当然使えないよ。今はタチコマもブライネスもレベル1の呪文までしか使えないからね」

こうして、サイモンの亡霊にグランツ退治を依頼され、フィーナの護衛まで任された一行は、とりあえずお許しが出てるので、部屋を物色する事にした。
ロールが机の引き出しを調べると、ペンダントが一つ出てきた。ペンダント・ヘッドには、フィーナと瓜二つの美しい女性の肖像画が描かれており、裏面には「我が妻レスフィーナに永遠の愛を」と彫られている。
また、ブライネスがシークレット・ドアを発見し、中に入ると棚があり、スクロール(巻物)が2つ、ポーション(飲み薬)が3つ、それから一振りのワンド(棒杖)が見つかった。
サイモンの亡霊に尋ねると、「ノック(開錠)」と「レビテート(浮揚)」の呪文がそれぞれ一回ずつ使えるスクロール、「グロース・ポーション(飲むと2倍の大きさの巨人になり、敵に2倍のダメージを与える事が出来るようになる)」と「ヒーリング・ポーション(ヒットポイントを回復できる)」、「毒」、それから「キャンセレーション・ワンド(どんな魔法でも、一回だけ打ち消す事が出来る)」だという事がわかった。

上の階に戻り、T字路の先にある石の扉の前でペンダントをかざすと、扉はようやく開いた。
扉の中には金貨が3000枚と、金貨5000枚相当の宝石が1つ隠されていた。
冒険者たちは来るべきグランツとの対決の前に、休息を取る事にした。

DM「よし、じゃあ十分な休息が取れたって事で、経験値がレベルアップ分に達した人はレベルが上がってくれ」

得た財宝の金貨の枚数分、経験値が得られた事になる。また、倒した敵の分の経験値も(微々たる物だが)得られた。
金貨が3000枚の、宝石が金貨5000枚、スケルトンを8匹と戦士を3人倒しているから、一人当たり1620点の経験値だ。
更に長所が13以上のキャラクターは+5%、16以上のキャラクターは+10%もらえる。
この世は才能が全てとは、非常にアメリカンなシステムである。
今回レベルが上がったのは、シーフのリコリスとクレリックのロールだけだ。
ロールはようやく、クレリックの呪文が使えるようになった。

現在のパーティ
ゲレゲレ(Lv1 ファイター/ニュートラル)
リコリス(Lv2 シーフ/ニュートラル)
ブライネス(Lv1 エルフ/ニュートラル)
タチコマ(Lv1 マジックユーザー/ニュートラル)
ロール(Lv2 クレリック/ローフル)



【行きはよいよい、帰りは怖い事】

DM「さて、朝になるよ」
タチコマ「ここまで丸一日かかるから、今日か明日にはグランツが来てもおかしくないって事だな」
DM「そうだ、スペル・キャスター(呪文を唱える者、つまりクレリック、エルフ、マジックユーザーの事)は『今日の呪文』を教えてちょ」

ブライネスは「スリープ」、タチコマは「リード・マジック」、ロールは「キュア・ライト・ウーンズ」を選択した。

タチコマ「あたしは『リード・マジック』を使ってサイモンさんの呪文書を自分の呪文書に書き写します」
DM「君たちがあれこれやって過ごしていると、いつの間にか、フィーナの隣に老魔術師が立っているのが見えるよ」
ゲレゲレ「まさか、グランツ?」
DM「そう。今、正にテレポートしてきたところだよ」
タチコマ「『テレポート』が使えるって事は、最低でもレベル9以上のマジック・ユーザーってわけ?」
DM「そういう事。グランツはダガーを構え、フィーナに突きつけている。『動くな!動いたらどうなるかわかってるだろうな?』」
ブライネス「位置は?」
DM「おっといけねぇ。じゃあ、適当にフィギュアを置いてちょ。…さて、どうする?」
リコリス「クロスボウで撃ったらどうなります?」
DM「まぁ、グランツかフィーナに命中するよね」
ゲレゲレ「ここはグロース・ポーションで巨大化しておこうかな」
DM「うーん、じゃあ行動を起こす前にイニシアチブを決めようか。こっちは3」
ロール「こっちは5」
DM「じゃあ、行動を宣言してちょ」

ゲレゲレはグロース・ポーションで巨大化し、ブライネス、ロール、リコリスは殴りつけたが、少しのダメージを与えるに止まった。
また、フィーナが殴りかかるが外れ。

ブライネス「フィーナ、よくやった!」

DM「じゃあ、こっちの番だ。グランツは呪文を唱えるよ。『スリープ』だ。えい、ありゃ4か。合計レベル4までのキャラクターを眠らせるから、と。ゲレゲレ、リコリス、ブライネスが眠ったよ」
タチコマ「くそー」
ロール「ここから眠ってるみんなのところまで移動して、全員起こせるかな?」
DM「走って蹴り起こして、1人かな。全員は無理だろう」
ロール「じゃあ、このラウンドはブライネスを起こしに走ろう」
DM「タチコマは?」
タチコマ「あたしはキャーキャー騒いでる」
DM「ケッチャ(『ソード・ワールドRPG』初代リプレイの女ソーサラー。役立たず)かよw」

さて、このラウンドで再度、イニシアチブを得たロールは、ブライネスを起こしに走り、フィーナは廊下を走って逃げ出した。

タチコマ「ナイス判断!」

しかし、グランツもフィーナを追いかける。
次ラウンドで、ブライネスとタチコマはグランツを追いかけ、ロールはゲレゲレとリコリスを起こす。
フィーナは階段を下り、グランツもフィーナに続く。
ブライネス、ゲレゲレ、ロールの移動速度は鎧を着ている為、グランツに追いつけない。
しかも…、

DM「巨大なゲレゲレは、この階段は下りられないw」
全員「な、何だってー!?」

とうとう、グランツはフィーナを捕まえてしまった。

DM「フィーナの悲鳴が通路にこだました」
ブライネス「しまった!」
DM「すると、『私の娘に何をするー!』と声が聞こえるよ」
全員「父ちゃん、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」
DM「喰らえ、ゴースト・パンチ!…外れ」
ブライネス「よし、すかさずスリープを唱えるぞ!」

亡霊(アンデッド)であるサイモンと、ゴーレムであるフィーナにスリープは効かない。スリープはグランツを眠らせてしまった!

全員「おおーっ!」
DM「セーヴィング・スローで抵抗出来ないって、ホント鬼だよなぁ、スリープって…」

グランツにとって、「行きはよいよい、帰りは怖い」とは、正にこの事。
こうして、グランツを捕らえた冒険者たちは、「娘と二人で静かに暮らしたい」というサイモンの願いを叶える為、遺跡の入り口を塞ぎ、グランツを法廷で裁いて貰うよう、衛兵に突き出した。
後日、城から使いの者が現れ、国王と謁見した一行は悪事を企む魔術師を捕らえた功績を称えられ、報奨金を得た。
また、魔術師ギルドでサイモンの書いた書物を売ると、サイモンの魔法生物に関する研究書類に、金貨一万枚分の値段がついた。

DM「サイモンさんの研究書類は財宝扱いでいいよ」



…こうして、彼らの冒険は成功のうちに幕を閉じた。

~fin~
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プロフィール

NORIMITSU

Author:NORIMITSU
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東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマるが、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
俳優養成所のダンスの先生の公演出演を通じ、立教大学のダンスサークル「St.Paul's Musical Company(現・D-mc)」に所属。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

現在、落語家「三遊亭楽天」として全国各地で落語の口演を行っている。
2012年8月、六代目三遊亭円楽に入門、「楽天」と命名される。
2015年10月、「楽天」のまま二ツ目昇進。



【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術協会『秋の祭典』出演

H.S.ART第二回公演『BLUE』主演

東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演

テレビ東京系『RAVE2001』5thステージに「YUJI+BANRI+NORI」として出演

鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演

フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演

お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演

テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演

劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当

自主制作DVD『ストリートダンス ヨクワカルDVDマガジン REAL STREET』企画・振付・出演・ストリートダンス普及委員会委員長・特典小冊子「ストリートダンスがよくわかる本」執筆

SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー

フジテレビドラマ『トップキャスター』出演

映画『バックダンサーズ!』出演

氣志團『The アイシテル』PV出演

東京ガールズコレクション 2007 AUTUMN/WINTER DJ OZMAライヴバックダンサー出演

他多数



【お問合せ】
nori.school@gmail.com
※文章についてのお問い合わせなど、こちらからお送り下さい。

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