【ダンス】特撮映画とダンス

アニメーションというダンスが人気の昨今だが、アニメーションというのはPOPPIN'の技術の一つである。
今はあまり聞かなくなってしまったが、POPPIN'に「サイクロプス」というムーヴがある。
サイクロプスというのはギリシャ神話に登場する単眼の巨人で、竜巻を意味するサイクロンの語源でもあるが、POPPIN'のサイクロプスというのは、ある特撮映画が由来である。
レイ・ハリーハウゼンという特撮映画の神様と呼ばれた監督がいた。
ハリーハウゼンの映画はダイナメーション(コマ撮りアニメーション)と呼ばれる撮影技術で作られた特撮パートと役者の演技パートを合成したもので、現在でもクレイアニメがその手法を受け継いでいる。
クレイアニメは粘土で作った人形をコマ撮りしたものだが、ダイナメーションは針金の周りに樹脂製の肉体を盛って作った精巧な怪物のフィギュアをコマ撮りしたものだ。
日本の特撮映画ではゴジラを筆頭にスーツアクト(着ぐるみ)の怪獣が活躍する。スーツアクトは重量感があるが、怪獣の表現力に限界がある。中に人が入るのが前提のデザインに限られてしまうのだ。
しかし、ダイナメーションの場合、動きが軽くなってしまうが、人形を造る事さえ出来れば、人間の肉体では再現不可能な怪獣を生み出せるのである。
話が大幅に脱線したが、このコマ撮り撮影特有のギクシャクした動きが非常にPOPPIN'と相性がよく、ELECTRIC BOOGALOOSのメンバーがハリーハウゼンの映画『シンドバッド 七回目の航海』に登場したサイクロプスの動きを再現したものが、POPPIN'のサイクロプスというムーヴである。
ハリーハウゼンの映画はティッキングやアニメーションというムーヴのヒントになるので、未見の人は是非、観て頂きたい。
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