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人は皆、自分という物語の中で生きている。

人の失敗を頭ごなしに怒る人がいる。
「言わなくてもわかってよ!」とトンデモナイ無茶を言う人もいる(エスパーじゃないんだから無理に決まってるだろうw)。

人間誰しも、この世に存在する事象を全て知っている訳では無い。
たとえ親子の間柄であろうとも、伝えて貰わなければわからない事だらけだ。
しかし、どうも「同一言語を使っていれば以心伝心出来る」という思い込みからか、伝えていなかったり、伝え方が下手なのに、受け手を怒る人が多い。

人間の思考は本能と文化により成り立っている。
人格は、生まれた時代、地域、国、思想、文化、歴史、風俗、習慣、宗教、教育、各家庭内のルールなどの影響のもとに自己を形成している。しかし、ほぼ同じ影響下にあったとしても、例えば双子であっても、全く別の人格を持つ。
パソコンに喩えるなら、OSは同じでも、チョイスしたソフトウェアが違うようなもので、インストールしたソフトウェアの種類は人の数だけ違う。
そして、自分とは全く違う世界観で生きている人たちが大勢いる。


よく、「分かり合える事はあるか否か」という話題が出るが、俺は「分かり合える」は不可能だけど、「理解」は可能だと思っている。
例えば、俺は納豆が大嫌いだが、従兄弟は納豆が大好物である。
同じ納豆を見て抱く感想は真逆である。
当事者同士が同じものを体感しても、感想が異なるのは当たり前なのである(だから、万人ウケは不可能なんだなぁ)。
同じ感覚、同じ感想を得られない以上、完全なる共感は不可能だ(宗教ですら、解釈の違いによって宗派が幾つも枝分かれしてるくらいなんだから)。
しかし、対象を「自分なりに理解」する事は可能である。
観察して相手の嗜好や快不快を知り、相手が喜ぶ事をしてあげる事はできる。
それが思いやりなのではないだろうか?

観察力とそれに伴う配慮が無い場合、「親切心の逆効果」的なすれ違いが生まれる。

例えば、お気に入りのヴィンテージ・ジーンズを母に「汚れてたから洗濯しといたよ」と言われて怒っている子供がいたとする。
洗われてしまった子供からすれば、母の行為は余計な事に過ぎない。
母からしてみたら、何故怒っているのか理解出来ない。
しかし、「子供はああいう汚れたような質感をカッコいいと感じているのか。自分はカッコいいとは思わないけど」と母が理解する事は可能である。

相手に同じ感性を求めても、それは不可能だが、自分はこうしたい、と理解を促す事は可能である。
それがコミュニケーションの意義ではないだろうか?


地動説を信じている人と天動説を信じている人がいたとして、そのどちらも許容してやればいいじゃない、と思う。

所詮、常識などというものは、狭い限定された社会の中でしか通用しない代物なんである。
だったら最初からそんなものに頼らず、他人に期待せず、違う価値観を楽しめばいいのではないだろうか?

もちろん、平行線を辿り、理解し得ない相手もいるが、そういう場合は「理解し合えない事がわかった」という事が収穫だと思う。
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(2001/12)
新沢 基栄

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プロフィール

NORIMITSU

Author:NORIMITSU
※当ブログからのテキスト、画像などの無断転載、無断使用を禁じます。


東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマるが、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
俳優養成所のダンスの先生の公演出演を通じ、立教大学のダンスサークル「St.Paul's Musical Company(現・D-mc)」に所属。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

現在、落語家「三遊亭楽天」として全国各地で落語の口演を行っている。
2012年8月、六代目三遊亭円楽に入門、「楽天」と命名される。
2015年10月、「楽天」のまま二ツ目昇進。



【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術協会『秋の祭典』出演

H.S.ART第二回公演『BLUE』主演

東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演

テレビ東京系『RAVE2001』5thステージに「YUJI+BANRI+NORI」として出演

鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演

フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演

お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演

テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演

劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当

自主制作DVD『ストリートダンス ヨクワカルDVDマガジン REAL STREET』企画・振付・出演・ストリートダンス普及委員会委員長・特典小冊子「ストリートダンスがよくわかる本」執筆

SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー

フジテレビドラマ『トップキャスター』出演

映画『バックダンサーズ!』出演

氣志團『The アイシテル』PV出演

東京ガールズコレクション 2007 AUTUMN/WINTER DJ OZMAライヴバックダンサー出演

他多数



【お問合せ】
nori.school@gmail.com
※文章についてのお問い合わせなど、こちらからお送り下さい。

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