【ダンス】基礎からオリジナルを生み出す。
しかし、徐々に周囲の音から真似を始め、とりあえず「あー」とか「だー」とか発声し、「パパ、ママ」とか幼児語である「わんわん(犬)」とか「ぶーぶー(自動車)」などの名称を呼び始める。
更に、身の回りのものの名前をちゃんと呼べるようになったり、きちんとした会話が出来るようになり、やがて友達の間でしか通じない言葉遊びを始め、自分なりの言葉を操るようになっていく。
真似をしてみる→習得する
というのは技術習得の自然な流れである。
絵も歌も、より上手く真似出来れば、それだけ再現性があり、基礎も身に付く。
ダンスも同じ事である。
よく、「誰かの真似をするなんて」みたいな感じでスクールに通ったりする事を批判的に考える人がいる。
しかし、そういう人も実は動画や何処かで目にした誰かの踊りなど、何かしらの影響は受けている。
完全なる無から有を生み出すなんて有り得ない。
何故なら、我々の思考は過去の文化の蓄積の上に成り立っているからである。
何か技術を習得する為には一度、しっかり真似する必要があるのである。
では、完全に自分なりの動きを生み出す事は無いのか?と言えば、これもまた無い。
習得した技術と自分なりの趣味嗜好、アイディアなどが組み合わさった時、初めてオリジナルのスタイルが完成する。
LOCKIN'はドン・キャンベルが、ソウルステップのファンキーチキンを失敗した事がヒントになり、そこからCAMPBELL LOCKを創り出したのが最初だし、POPPIN'はブガルー・サムが、やはりソウルダンスやシェイク(HIPHOPのシェイクとはまた違う)、ジャークという当時流行ったダンスなどをヒントにして創り出した素晴らしいオリジナルスタイルである。
BREAKIN'のパワームーヴも、体操の技などがヒントになっているし、HOUSEもSAMBAやSALSA、CAPOEIRAの動きなどがヒントになっている。
温故知新とはよく言ったもので、既存の文化は新しいものを生み出すのである。
しっかり真似出来てから、その技術を使って自分なりに色々遊ぶ。そこにこそ、オリジナルは生まれる。
ストリートダンスは遊びから生まれたのだから、たくさん遊ぶといい。

