1996.1.28.(前編)

1996.1.27.(後編)からの続き。


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Dear readers.

こちらの天気は相変わらず快晴で、まぶしいくらいの青空が広がっています。
今日、これからルクソールに向かい、カルナック大神殿やルクソール神殿などを巡る予定。
今日行くのは、ナイル川の東岸のルクソールで、西は明日行きます。



今朝、6時頃に一度目をさましたんだけど、昨夜ハッサンにもらった風邪薬が効いてるのか、眠くて眠くてウトウトしてるうちにまた寝てしまった。
次に目を覚ましたのは7時で、7時半にモーニング・コールがかかるから、もう一度寝ようとも思ったけど、寝過ごすのが怖くて起きていた。
結局、昨夜のパーティで船内のスタッフたちも寝坊したのか、7時45分頃にモーニング・コールがかかってきたので、起きてて正解だった。

風邪はもうすっかり良くなった。
ハッサンのくれた薬はイギリス人からもらったもので、エジプトの市場には無い薬だという。
「この風邪薬をビールと一緒に飲めば、一発で治る」とそのイギリス人は笑っていた。
実際、その通りに飲んだら治った。



カルナック大神殿とルクソール神殿に行ってきた。
この2つの神殿は繋がっていて、行き来できるようになっている。
カルナック大神殿は万物の父アテン大神を奉る神殿で、ルクソール神殿はアテン大神の妻、ムート女神を奉っていて、2柱の神々の結婚記念日であるオベット祭のときにアテン大神とムート女神の像を逢わせるという。

ここルクソールは、元々テーベという名前(僕にはこの名前の方が馴染みがあるけど)だったが、アラブ人が来たときに神殿を見て、王の住む宮殿と勘違いしてしまい、宮殿の複数形「アルクスール」と呼んだ。
それを言いやすいように変えて、ルクソールと呼ぶようになったという。

ルクソール神殿には、イスラムのモスクとキリスト教の教会(といっても小さなもので、ヒエログリフの壁の上に漆喰を貼り付けて、聖画や十字架をあしらっただけのもの)が存在している。

また、首の無いラムセス2世の立像や、顔を抉り取られたツタンカーメンの妻の座像などがあった。
これはどういうことかというと、昔エジプトでは、死んでからもミイラがあれば魂が戻ってきて復活できると信じられていたが、ミイラが盗まれたり破壊されたりすると、もう復活できないので、石像(立像や座像)を作った。
でも、この石像は結局バックアップの役割を果たすものなので、ミイラと同じく盗まれたり破壊されれば復活できない。
それなのに、何故ラムセス2世とツタンカーメンの妻の像は壊されたのか?

ラムセス2世はヨーロッパ人から「ラムセックス」と呼ばれるほど、好色な王で、彼に一番可愛がられた妻ネフェルタリは「ネバータイアド(疲れ知らず)」と呼ばれている。
あまりに女好き過ぎるラムセス2世に復活して欲しくない人々は、わざと首を切った状態の立像を作ったのだった。

ツタンカーメンの妻の場合は、かなり可哀想だ。
ツタンカーメンは20歳で亡くなり、ツタンカーメンの妻はまだ16歳だったので、再婚したいと思った。
しかし、昔のエジプトでは再婚は許されない事であり、彼女は殺されてミイラにされ、ナイル川に流され、ツタンカーメンの生前に造られていた座像の顔までも抉られてしまったのである。


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1996.1.28.(後編)につづく。

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プロフィール

NORIMITSU

Author:NORIMITSU
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東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマるが、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
俳優養成所のダンスの先生の公演出演を通じ、立教大学のダンスサークル「St.Paul's Musical Company(現・D-mc)」に所属。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

現在、落語家「三遊亭楽天」として全国各地で落語の口演を行っている。
2012年8月、六代目三遊亭円楽に入門、「楽天」と命名される。
2015年10月、「楽天」のまま二ツ目昇進。



【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術協会『秋の祭典』出演

H.S.ART第二回公演『BLUE』主演

東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演

テレビ東京系『RAVE2001』5thステージに「YUJI+BANRI+NORI」として出演

鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演

フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演

お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演

テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演

劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当

自主制作DVD『ストリートダンス ヨクワカルDVDマガジン REAL STREET』企画・振付・出演・ストリートダンス普及委員会委員長・特典小冊子「ストリートダンスがよくわかる本」執筆

SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー

フジテレビドラマ『トップキャスター』出演

映画『バックダンサーズ!』出演

氣志團『The アイシテル』PV出演

東京ガールズコレクション 2007 AUTUMN/WINTER DJ OZMAライヴバックダンサー出演

他多数



【お問合せ】
nori.school@gmail.com
※文章についてのお問い合わせなど、こちらからお送り下さい。

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