違いを愉しむ。

文字を読むのが好きだ。
対象は本でもいいし、ネットでもいい。
何かが書かれているものを読むのが楽しい。

しかし、このブログももちろんそうだが、人が何かを伝える際には、その人の感性というフィルターを通しているので、100%ありのまま、という訳にはいかない。

しょっちゅう引き合いに出してる喩えで申し訳無いのだが、納豆を食べて「美味しい!」と感じる人もいれば、「不味い!」と感じる人もいる訳で、誰かの感想が全てである訳が無い。
そう考えると、新聞もラジオもテレビも書籍もネットの記事も書き込みも、みんな誰かが自分というフィルター(もしくは、社の方針というか方向性というフィルター)を通した末のものである。

事実は自分の中にしか無いけれども、それだって他の誰かの事実とは異なっている。
一番いい事実の保存方法は、ビデオカメラか何かで撮影したものを無修正の状態で保管する事だろうが、撮影する角度でも印象は変わる訳で、それが人間の限界なんだと思う。
物事は一方向からしか見なければ、その面しか見れないが、多角的に見ようと思えば、様々な角度から見る事は可能だ。

例えば、異なる宗教観の人たちが、それぞれ見ているこの世の姿が違ってたっておかしくは無い訳だ。
現に目の前にあるものが同じに映ってたとしたって、意味合いは大きく違っている可能性は高い。
特定の生き物を食べてはいけない宗教の人にとって、その特定の生き物を使って作った料理は、もしかしたら物凄く不気味なものに映ってる可能性はある。
そこまで極端では無いにしろ、知識や経験によって物事の持つ意味合いは変化する訳で(俺は緑茶ラテが大好きだが、批判する人もいる。紅茶と同じと考えれば違和感は無いと思うんだが)、そう考えるならば、俺の感じているセカイとあなたが感じているセカイは別物なのだ。
人は皆、現実と妄想の境に生きていると思う。
100%理解し合う事は不可能だけど、違うからこそ、学び合えるし、惹かれるのだと思う。

自分ひとりの感想だけが事実ではない以上、他人の考え方も知っておいて損は無い、というか、自分がより良くなる為にも、比較対象は多い方がいい。

医者になった友人から聞いた話にこんなのがある。
ある医学会の権威とされる大先生の講義の後、その助手が出てきて、「先生の時代はそれで正しいとされていたけど、今は通用しないので、注意してくれ」と注釈を入れたという。
人命に関わる医者の学校ですら(だから?)、権威主義が依然として君臨し、弊害になっている。
医師の在り方に対しての矛盾を感じる。
その友人は特定の本だけを読んでも無駄だと、同じ事について書かれた違う著者の本を何冊も読む事で、違いがあれば調べ、同じ部分があれば、参考にしたという。

書き方によって、もっともらしく思わせる事は可能だし、何が本当で何が間違ってるかなんて、物凄く曖昧だと思う。
結局、人は自分の感想に基づいてしか、世界を感じる事は出来ない。
だから、争いは無くならない。
無くなった時は、逆に新鮮な考えを知る機会が無くなった時でもある。

地球に住む人という括りで考える事に違和感を覚える。
異国には異国の文化があり、それが自国と違うからこそ、魅力があるのだ。
郷に入れば郷に従うのがいい。
せっかく知らない土地に来たんだから。
自国の常識は異国の非常識だったりする。
だから、面白い。

みんな一緒だったらつまらない。日本のビールのほとんどが、ろ過されたビールだ、というのがつまらないのと同じだ。ベルギービールみたいに、全部違った方がいいじゃないか。
成功した事例の真似をするのに、果たして何の意味があるのか。
不便な事だって快楽の一つだと思う。

他人と違う事に、何を恐れる必要があるというのか?
みんな違って当たり前なんだから、開き直った方が愉しいし、楽だ。
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プロフィール

NORIMITSU

Author:NORIMITSU
※当ブログからのテキスト、画像などの無断転載、無断使用を禁じます。


東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマるが、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
俳優養成所のダンスの先生の公演出演を通じ、立教大学のダンスサークル「St.Paul's Musical Company(現・D-mc)」に所属。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

現在、落語家「三遊亭楽天」として全国各地で落語の口演を行っている。
2012年8月、六代目三遊亭円楽に入門、「楽天」と命名される。
2015年10月、「楽天」のまま二ツ目昇進。



【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術協会『秋の祭典』出演

H.S.ART第二回公演『BLUE』主演

東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演

テレビ東京系『RAVE2001』5thステージに「YUJI+BANRI+NORI」として出演

鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演

フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演

お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演

テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演

劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当

自主制作DVD『ストリートダンス ヨクワカルDVDマガジン REAL STREET』企画・振付・出演・ストリートダンス普及委員会委員長・特典小冊子「ストリートダンスがよくわかる本」執筆

SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー

フジテレビドラマ『トップキャスター』出演

映画『バックダンサーズ!』出演

氣志團『The アイシテル』PV出演

東京ガールズコレクション 2007 AUTUMN/WINTER DJ OZMAライヴバックダンサー出演

他多数



【お問合せ】
nori.school@gmail.com
※文章についてのお問い合わせなど、こちらからお送り下さい。

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