【ダンス解説】ジャッキング(JACKING)
「DANCE FUSION」のシャー(Shannon Mabra)は、ジャッキングと共に、力強く足踏みをしてリズムを強調するストンピングや、長い腕を使った独特な踊り方で、彼のスタイルを世に知らしめた。
ストンピングとは、力強く足を踏み鳴らすようにして踊るスタイル。
膝をしっかり高く上げ、床を鳴らすように力強く足を落としたり、実際に音を立てて踊る。
従来のHOUSEの主流であったロフティング(LOFTING)は、如何に軽やかにスムーズに踊るかが主題であったが、ストンピングやジャッキング(JACKING)といったスタイルはリズムを強調し、ビートを区切るように刻んだりするので、しばしばロフティングと対比される。
現在では若手ハウスダンサーを中心にシャー・スタイルを積極的に取り入れる派と、従来のロフティング派、ロフティングとジャッキングの融合派といったスタイルの違いが明確に現れてきた。
シャーのジャッキングがハウスダンス界に一石を投じたと言えよう。

