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人生初ナンパのはなし

いきなりで恐縮ですが、不肖私NORIMITSUは齢34歳にして、今夏まで「ナンパ」なるものをした事がありませんでした。

いや、そりゃCLUBでドリンク買おうとカウンターに並んでいる間、隣にいる女の子に話し掛けて打ち解けたりって事は普通にあるけど、何だろう、それは俺の中ではナンパではない。
俺の中でのナンパとは、
「よし、あの娘に声を掛けるぞ!」
とターゲットを狙って声を掛ける事である。

今までナンパした事が無かったのは、単に「何て声掛けたらいいかわかんないから」だ。
そりゃ、女の子の知り合いは多いに越した事は無い。
独身だし。カノジョいないし。
別にエッチ目的とかじゃなく、色んな話が聞けて楽しいから。
それに、ひょっとしたら「のりくんと合うと思う」なんて友達を紹介してくれるかも知れないし。

何て声掛ければいいのかわかったら、今からでもナンパしに行くだろう。
でも、やれない。やらないんじゃなく、やれない。
だって、何て話し掛けたらいいかわからないから。

まぁ、そんな訳で恐らく最初で最後のナンパをした訳だが、どうしてそんな事をするハメになったのか。
まずはそこから書いてみよう。

土曜日の夜のレッスンが終わった後、友人Iと食事してから、生徒のMさん(男)と合流して新木場のageHaに行く事になった。
なんでもMさんは無料チケットが当たったとかで、誘ってくれたのだ。
で、色々フロアを回って緩く踊りながら酒を嗜んでいると、若い男2人組み(名前忘れた)とMさんが話し始めた。
どうやら話し掛けて来た若い男の片方はDJらしい。二人とも近所に住んでいるようだ。
Mさんが二人に俺を「ダンスの先生です」と紹介してくれたので、俺も彼らと話す事になった(ホームなら老若男女問わず自ら話し掛けるが、アウェイだと初対面の相手には同性であろうとも自発的に喋れないほどの内弁慶さが如実に現れているエピソードといえる)。
で、「やっぱHOUSEっていいよね!」、「HIPHOPとR&Bは90年代が黄金期だよね!」などと話して意気投合。共にCLUBをうろつくパーティを結成したのだった。

このDJ氏。見た目的には痩せてる気弱そうなメガネ男子なのだが、泥酔すると発動するナンパスキルの持ち主だった。
酒が進むにつれ、理性のタガが緩むDJ氏。
「ナンパしましょーよ、せんせー」
呂律の回らないDJ氏が提案をすると、DJ氏のツレも「そうだそうだ」と言い出す。
俺もMさんも野朗4人でつるむよりも、可愛い女の子を交えて話がしたいと考える健全なオッサンなので、当然その提案に同意した。
しかし、何て話し掛けたらいいのかわからないのだ、と正直に告げると、
「じゃあ、2対2に分かれていきましょう。声掛けは俺たちがやるんで」
何と言う至れり尽くせり。声を掛けるというハードルさえクリア出来れば、もう怖いものは無い。
俺とDJ氏、MさんとDJ氏のツレという風に分かれてフロアを徘徊した。

「ターゲットを決めてくれれば、どれでも行きますよ」
DJ氏はまるでヤ○ザの鉄砲玉のような事を言う。頼もしい限りではないか。
しかし、暴走するナンパ鉄砲玉DJ氏は勝手に「あ、あれ行きますね!」と実に色んな女の子たちに声を掛けまくる。ジャンル問わずだ。
声を掛ける事、掃除機の如し。
絨毯爆撃機よろしくフロアを縦横無尽に声を掛けまくるその姿は神々しくさえあった。

しかし、釣果の方はボウズで、徐々に疲弊してきたナンパ師、いやDJ氏は
「せんせーも声掛けてみましょーよ」
とシャイな俺には死刑宣告にも響く恐ろしい事を言い出すではないか。
「ああ、うん…」
すっかり意気消沈する俺。期待の籠もった眼差しでニコニコ笑うDJ氏。
怖い。視線が怖い。いやー、見ないでえええええ!
しかし、いい歳こいたオッサンが恥ずかしいもなかろう、と俺はハードルを越える事にした。
「DON'T THINK.FEEL!」ブルース・リー先生!?
「MAY THE FORCE BE WITH YOU」オビ=ワン先生までも!?
見る前に飛べえええええ!!!!!
一人で佇んでる綺麗なモデルさんみたいなお姉さんに声を掛ける。
「ねえ、一人?」
「ううん、男と来てる」
轟沈。
すかさずDJ氏が声を掛けると、何と美女はDJ氏にホイホイ着いて行くではないか!
え?僕、当て馬?

すっかり心が折れた俺は、一人携帯を弄りTwitterでつぶやいた。
「寂しガリア戦記」
何のこっちゃわからない。
「みんなナンパしに行っちまった。
こんな時、ファーストコンタクトの仕方がわからないの(綾波風味)。」
こんなツイートしてる時点で終わってるのだが、気付けばDJ氏のツレとはぐれたMさんが目の前にいた。
「先生、どうですか?」
「いや、見ての通りですよハハハ」
「僕もです」
そこにDJ氏もやってきた。一人で。
「アレ?さっきの彼女は?」
「ダメでした」
どうやら、彼は行動力は物凄いが、打率が著しく低いようだ。
DJ氏のツレが見当たらない事を告げると、DJ氏は
「ああ、アイツいつもこうだから」
なるほど。
「もう一回頑張りましょうよ、せんせー」
とりあえず、諦めたらそこで試合終了ですよ、と囁く脳内安西先生に励まされ、頑張る事にした。

「あの子たちなんてどうです?」
DJ氏は俺たちが応えるより早く、二人組みの女の子たちに声を掛けていた。
DJ「ねえねえ、どっから来たの?」
娘1「大阪」
DJ「二人とも?」
娘1「そう」
そっけない雰囲気だったが、助け舟を出す事にした。
俺「二人は姉妹?」
娘2「えっ」
娘1「誰?」
DJ氏も頑張る。
DJ「せんせーだよ」
娘1「えっ?何の?」
DJ「ハウスの」
娘2「ダンス?」
娘1「ダンス教えてんの?」
俺「うん」
娘2「じゃあ、踊ってみせてよ」
俺「いいよ」
と、フロアに行く事になった。

フロアで踊ると、彼女たちは喜んでくれた。
でも、ダンスをだしにするのは、正直何だか心が痛んだのも確かだ。
でも、やってくれと言われたら踊りたくなるし、絶対喜ばせたい!という気持ちにもなる。
まぁ、喜んでくれたから良かったと思う。

気付けばDJ氏が女の子の一人と消えていた。
さすがナンパ師は格が違った。
俺とMさんと残ったSちゃんという女の子の3人で、しばらく踊ったり話をしたりした。
Sちゃんはアパレル関係の仕事をしているという。
「先生、また遊ぼうよ」
「うん。じゃあ、番号交換しよっか?」
「うん」
そんな感じで携帯番号とメアドをゲット。
DJ氏が連れて行った女の子が心配だ、というSちゃんを連れて二人を探す事にした。
「あのメガネ(DJ)とはどういう関係なの?」
「さっきここで知り合ったんだよ」
「そうなの?」
「うん」
「先生の知り合いだったら心配じゃないのにな」
嬉しい事、言ってくれるじゃないの。
俺がもし、キャバクラの客でSちゃんがキャバ嬢だったら、数十万円貢がされてるところだ。
でも、冷静な自分もいて、どうせ夜が開ければ終わるんだ。シンデレラみたいなもんなんだ。浮かれるな。と、心にブレーキがかかる。

結局、カウンターでドリンクを買った後、我々を探してたというDJ氏とSちゃんの友達を発見し、DJ氏のツレも見つかった。

外は東から徐々に白み始めていた。
「よし、それじゃ帰ろっか」
「うん」
「じゃあ、ばいばい」
みんなバラバラに帰って行った。

以上が人生初ナンパの顛末である。
DJ氏がいたから出来た事だと思うので、もうないだろうな。

ちなみにSちゃんとは一回だけメールのやり取りをしたっきりだ。
翌朝目覚めて冷静になってるような気がするから。

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プロフィール

NORIMITSU

Author:NORIMITSU
※当ブログからのテキスト、画像などの無断転載、無断使用を禁じます。


東京生まれ。
幼少の頃、マイケル・ジャクソンの『スリラー』を観て衝撃を受けるが、持ち前の引っ込み思案が災いし、「(ダンスは)自分には無理」と諦める。
小中学校でドップリ「オタクカルチャー」にハマるが、音楽には元々興味があった為、バンドを組もうと思うようになり、ジャンケンで負けてベース担当になる。
中学卒業直後、高校入学直前に先輩たちの自主公演を観劇し感激。演劇部と音楽部(合唱部)に入部する事を固く決意する。
「10年生になったら友達100人出来るかな?」をスローガンに男女問わず声をかけまくる、いわゆる高校デビューを果たす。
バンドは「音楽性の違い」というありがちな理由で解散。ヴォーカリストを目指す。
突っ立ったまま歌うとなると、まるで橋幸夫さんのようなので、ダンスを習う事にする。
trfのSAMさんに憧れていたのだが、ダンススクールや俳優養成所でジャズダンス(某金融ショップのCMでおなじみのジャンル)とバレエを習う。
俳優養成所のダンスの先生の公演出演を通じ、立教大学のダンスサークル「St.Paul's Musical Company(現・D-mc)」に所属。
20歳の頃、SAMさんの踊ってるダンスジャンルがハウスだと知り、愕然とする。
急遽、ストリートダンスに路線変更。座右の銘は「急がば回れ」。
ダンスチームを結成してクラブイベントに出たり、ダンスの仕事をしたりして、24歳の頃にダンスインストラクターとして、ダンススクールやスポーツクラブなどでクラスを持ち、ストリートダンスを教えるようになる。

現在、落語家「三遊亭楽天」として全国各地で落語の口演を行っている。
2012年8月、六代目三遊亭円楽に入門、「楽天」と命名される。
2015年10月、「楽天」のまま二ツ目昇進。



【主な芸歴】
日本ジャズダンス芸術協会『秋の祭典』出演

H.S.ART第二回公演『BLUE』主演

東京ディズニーランド「ミッキーのダンスフィーバー」TVCM出演

テレビ東京系『RAVE2001』5thステージに「YUJI+BANRI+NORI」として出演

鈴鹿8耐前夜祭『RIDE & LIVE』TRFライヴバックダンサー出演

フジテレビ系『SMAP×SMAP』出演

お台場どっと混む!2002『遊城』Dur mollライヴバックダンサー振り付け・出演

テレビ東京系『BEATOPIA』DT CRUSH!出演

劇団東京ミルクホール公演振り付け洋舞担当

自主制作DVD『ストリートダンス ヨクワカルDVDマガジン REAL STREET』企画・振付・出演・ストリートダンス普及委員会委員長・特典小冊子「ストリートダンスがよくわかる本」執筆

SONY 50時間連続再生MP3プレイヤー 50時間連続ダンスキャンペーンダンサー

フジテレビドラマ『トップキャスター』出演

映画『バックダンサーズ!』出演

氣志團『The アイシテル』PV出演

東京ガールズコレクション 2007 AUTUMN/WINTER DJ OZMAライヴバックダンサー出演

他多数



【お問合せ】
nori.school@gmail.com
※文章についてのお問い合わせなど、こちらからお送り下さい。

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