【好き】Lupus in Tabula(汝は人狼なりや?)

恋人と大ハマりしたゲームがある。
元はヨーロッパで遊ばれてきたカードゲームで、イタリアのゲームメーカーなどが製品化して販売している『Lupus in Tabula(汝は人狼なりや?)』というゲームである(通称は『人狼』。カードゲームのルールを使ったネット上での遊びも浸透しており、BBS形式やMMORPG『ウルティマオンライン』などで遊ばれていたりもする)。
このゲームは通常4人以上で遊ぶ。
内訳はゲームの進行役(ゲームマスター)が1人と残りはプレイヤーで、プレイヤーは配られたカードによって役割が決められる。
役割には「村人」、「預言者」、「ボディーガード」、「霊媒師」、「狂人」、そして「人狼」などがあり、村人として潜伏している人狼を全滅させたら村人側の勝利、村人を全滅させたら人狼側の勝利となる。
サイコロなどは一切使わず、会話によってのみ、ゲームは進行する(TRPGに分類する事も可能だろう)。
ゲームは昼と夜のフェーズに分かれている。
昼間は村人、人狼問わずプレイヤー同士で会話し、リンチにかける人物を決める。村人たちは猜疑心に囚われており、人狼と思しき人物を処刑していくのだ。
夜になると、プレイヤーは全員目を閉じ、黙る。
ゲームマスターが特殊な役割のプレイヤー(預言者、霊媒師、人狼など)をそれぞれ起こす。
預言者には今夜占う相手を決めさせ(預言者は占った相手が村人か人狼かを知る事が出来る)、霊媒師には昨日リンチした人物が人狼か否かを伝え、ボディーガードには今夜守る相手を決めさせ(ボディーガードは自分が選んだ人物を人狼が襲撃した場合、人狼の襲撃を防ぐ事が出来る)、人狼には今夜の襲撃先を決めさせる。
こうして昼に1人、夜に1人(ボディーガードが人狼の襲撃を防いだ場合は0人)ずつ減っていく。
ちなみに死人には一切の発言が認められていない場合が多い(ネットだと死後の世界の会話として死人同士での会話が可能)。
リンチとは随分と陰湿な気もするが、このゲームの面白いところは「人間の抱く印象なんて随分といい加減なものだ」という事が目に見えてわかる事にある。
アイツは怪しいから人狼なんだぜ、と思ってた相手が何の罪も無い村人だったり、逆に最後まで残ってた潔白そうな人物が人狼だったりする。
人間の判断基準なんて曖昧なもので、好き嫌いによって決定されていたりする、という事がこのゲームを通して理解できる。
更に熟達すれば、推理力が増し、嘘を見抜けたりも出来るようになる。
なかなか面白い知的遊戯なのである。

